ゴーヤの種は、爪切りで削ります🌿 芽が出ないのは殻のせい
🌿「まいたのに、なかなか芽が出ない」
🌿「出ても、そこからちっとも大きくならない」
🌿「収穫し忘れたら、黄色くなって割れていた」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
前回はズッキーニでした。今日はゴーヤです。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。
★ゴーヤは、発芽でほとんど決まります。
そして★芽が出ないのは、みなさんの腕のせいではありません。殻が硬いんです。爪切りが1本あれば解決します🌿
まず、ゴーヤの基本データ
3つだけ押さえてください
- 科:ウリ科(きゅうり・かぼちゃ・ズッキーニの仲間。同じ場所は2〜3年あける)
- タネまき:5月に入ってから(直まきなら5月中旬以降)
- 植え付け:5月下旬〜6月
※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。
📖 この記事の目次
株間50〜60cm
ネットを張って育てるのが基本です。★株間は50〜60cmとってください。
つるがよく伸びるので、★ネットは高さも幅も、思っているより大きめがいいです。
品種で、苦味が変わります
意外と知られていませんが、★ゴーヤは品種で苦味がぜんぜん違います。
- ★アバシー系(沖縄)… 太くて短い。苦味が少ない。チャンプルー向き
- ★レイシ系(鹿児島)… 細長い。苦味が強い。佃煮やごま和え向き
- ★白ゴーヤ … 苦味が少なく、生でも食べられます
「苦いのが苦手だけど育ててみたい」という方は、★白ゴーヤかアバシー系を選んでください。同じ野菜とは思えないくらい違います。
★発芽しないのは、殻が硬いからです
ゴーヤの種を、見てください
まず種を手に取ってみてください。★かなり大きくて、平べったくて、そして硬いです。
トマトやレタスの種とは、まるで別物ですよね。★この厚い殻が、水を通しにくいんです。
種が芽を出すには、まず水を吸う必要があります。★吸えなければ、いつまでも動きません。
だから、傷をつけます
そこで★「芽出し」という作業をします。人の手で、水の入り口を作ってやります。
やり方は簡単です。
- ★爪切りで、種の殻を少し切る
- ★そのあと、水に2〜3時間つける
これだけです。切ったところから水が入って、発芽がそろいます。
★切る場所に、注意してください
ここだけ間違えないでください。
種をよく見ると、★片方の端が少し尖っています。
★この尖ったほうから、芽が出ます。だから★尖っていない側を切ってください。
爪切りが怖いという方は、★カッターで表面に軽く傷をつけるだけでもかまいません。目的は「水が入る道を作ること」です。
出たあとも、ゆっくりです
無事に芽が出ても、しばらくは変化がありません。
★ゴーヤは初期の成長が、本当にゆっくりです。
私は1年目、「これは失敗したな」と思って、隣に別の苗を植えてしまいました😅 ★その後、ゴーヤは普通に育って場所が足りなくなりました。
★焦らないでください。あとから、びっくりするほど伸びます。
★急いでまく必要は、ありません
暑くなってからが本番
ゴーヤは熱帯アジア生まれです。★育つのにちょうどいい温度は25〜30℃。
つまり★日本の真夏が、ゴーヤにとっての普通です。
春先にまいても、寒くて動きません。★5月に入ってからで十分です。
★日が短くなると、実がつく
もうひとつ、面白い性質があります。
★ゴーヤは短日植物です。日の長さが短くなってくると、実をつけやすくなります。
日本でいちばん日が長いのは6月下旬。★そこを過ぎて、7月後半から9月にかけてが、ゴーヤの本番です。
だから★「まくのが遅れたかも」と焦らなくて大丈夫。5月にまけば、ちゃんと間に合います。
★親づるは、本葉10枚で止めます
止めると、横に広がります
つるが伸びてきたら、ひと手間かけます。
★本葉が10枚くらいになったところで、先端を摘みます。
すると★葉の付け根から、子づるが左右に伸びてきます。さらにその先から孫づるが出て、どんどん広がります。
なぜ止めるのか
ゴーヤは★子づる・孫づるに実がよくつきます。
親づる1本をまっすぐ伸ばしても、実のつく場所が増えません。★摘心は、実のなる枝を増やす作業です。
緑のカーテンにするなら
日よけが目的の場合は、少しやり方を変えます。
★広げたい高さまで、親づるをそのまま伸ばします。
窓の上まで届いたところで摘心すると、★そこから左右に広がって、面ができます。目的の場所で止める、と覚えてください。
ちなみにゴーヤの葉は、風が通ると★ふわっといい香りがします。窓辺で育てる楽しみのひとつです☺️
あとは、放っておいて大丈夫
摘心が終われば、あとは自由に伸ばして構いません。
★やることは収穫と水やりだけになります。ここまで来ると、ゴーヤはとても手のかからない野菜です。
水は、葉の枚数に合わせます
葉が増えたら、水も増やす
ゴーヤの水やりには、分かりやすい目安があります。
★葉の枚数に比例させてください。
葉は水を蒸発させています。★葉が10枚のときと100枚のときでは、必要な水が全然違います。
盛夏は、朝夕2回のことも
真夏、葉が茂りきったころは、★1日2回になることもあります。
とくに★プランターや緑のカーテンは乾きが早いです。土の表面を触って、乾いていたらやってください。
根は、浅く張ります
もうひとつ。★ゴーヤの根は浅く張ります。
だから★水はけの悪い場所は苦手です。うねを少し高くしておくと安心です。
「乾きやすいのに、水はけがいい土がいい」。★矛盾しているようですが、要は水が動く土がいい、ということですね。
学ぶ:苦いのは、時間稼ぎです🔬
なぜ、あんなに苦いのか
ゴーヤはなぜ苦いのでしょう。あれだけ苦い野菜も珍しいですよね。
答えは★種を守るためです。
種が未熟なうちは、食べられたくない
植物にとって、実は★種を運んでもらうための道具です。
でも★種がまだ未熟なうちに食べられたら、意味がありません。芽が出ない種をばらまかれるだけです。
だから★実が若いうちは、苦くしておきます。「まだ食べるな」という合図ですね。
★完熟すると、甘くなります
そして、ここからが面白いところです。
収穫せずに置いておくと、ゴーヤは★黄色くなって、やがてパカッと割れます。
★中の種は、真っ赤な甘いゼリーに包まれています。
苦味は消えています。★今度は「食べてください」に変わるわけです。
赤くて甘ければ、鳥が食べてくれます。★種は運ばれて、別の場所に落ちる。これがゴーヤの作戦です。
実物で確かめられます
これは、ぜひやってみてほしいです。
★1個だけ、収穫せずに残しておいてください。
黄色くなって、割れて、赤いゼリーが出てきます。★なめてみると、本当に甘いです。
お子さんと一緒なら、これ以上の教材はないと思います。★苦い野菜が甘くなる瞬間を、目で見られますから☺️
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
- ★ゴーヤはウリ科。株間50〜60cm、ネットを張って育てる
- ★品種で苦味が違う。苦手ならアバシー系か白ゴーヤ
- ★種の殻が厚くて、そのままでは発芽しにくい
- ★爪切りで殻を少し切る。切るのは尖っていない側
- ★切ったあと水に2〜3時間つける
- ★芽が出てからも成長はゆっくり。焦らない
- ★タネまきは5月から。急がなくていい
- ★短日植物なので、7月後半〜9月が本番
- ★親づるは本葉10枚で摘心する
- ★子づる・孫づるに実がよくつく
- ★緑のカーテンは、広げたい高さまで伸ばしてから摘心
- ★水やりは葉の枚数に比例させる
- ★根が浅いので、水はけのよいうねに
- ★苦味は、未熟な種を守るための防御
- ★完熟すると黄色く割れて、種が赤い甘いゼリーに包まれる
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★来年まく種を1粒、爪切りで削ってみてください。芽の出方が変わります🌿
次回は、連作障害の話です。★同じ場所で作り続けると、なぜ育たなくなるのかをお話しします🌱
アーチ支柱
緑のカーテンにするなら、最初に骨組みを決めてしまうほうがきれいに仕上がります。
つるものネット
ゴーヤは巻きひげで登ります。ネットの目が粗いほうがつかまりやすいです。
液体肥料
夏のあいだ穫り続けるので、途中で切らさないように。薄めを回数多くが基本です。


