オクラは朝と夕方、2回穫ります🌿 1日で硬くなるからです
🌿「気づいたら、かたくて食べられなかった」
🌿「葉ばかり茂って、実が少ない」
🌿「収穫すると手がかゆくなる」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
前回はかぼちゃでした。今日はオクラです。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。
★オクラは、1日で硬くなります。
だからピーク時は★朝と夕方の2回、穫ってください。「昨日はまだ小さかったのに」の正体が、これです🌿
まず、オクラの基本データ
3つだけ押さえてください
- 科:アオイ科(ハイビスカスやふようの仲間。連作にはわりと強いです)
- タネまき:4月中旬〜5月(直まきなら5月に入ってから。1か所3粒)
- 植え付け:5月(本葉2〜3枚のころ)
※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。
📖 この記事の目次
株間30〜40cm、1か所2本
オクラは1か所に2本立てておくのがおすすめです。
★2本にすると、育ちがゆるやかになります。1本だと勢いがつきすぎて、実が硬くなりやすいんですよね。
長袖と手袋を用意してください
これは先に言っておきます。
★オクラの葉や実には細かい毛があって、触るとかゆくなる方がいます。
私も半袖で収穫した日に、腕が真っ赤になりました😅 ★長袖か手袋、どちらかは用意しておいてください。
★花が咲いたら、5日後には穫りごろ
オクラの花は、大きくてきれいです
オクラの花を見たことがない方は、ぜひ見てください。★クリーム色の、ハイビスカスによく似た大きな花です。
アオイ科なので当然といえば当然なのですが、初めて見ると「これがオクラ?」と驚きます。
5〜7日で、実になります
その花が咲いてから★5日から7日で、実が穫りごろの大きさになります。
つまり★花を見つけたら、5日後にカレンダーの印をつけておけばいい。これがいちばん確実な目安です。
サイズは8〜10cmで十分
昔の本には「6〜7cmで穫る」と書いてあります。
★今の品種は、8〜10cmでもそこまで硬くなりません。品種改良が進んでいるからです。
ただし★やわらかいものが好きな方は、6〜7cmで穫ってください。実際、小さいほうが確実においしいです。
★1日2回、穫ってください
1回では、間に合いません
ここが今日の本題です。
収穫が始まったばかりのころは、1日1回で足ります。★でもピークに入ると、1日1回では追いつきません。
朝ちょうどよかった実が、★夕方には大きくなりすぎている。本当にそのくらい伸びます。
大きくしすぎる損は、2つ
「大きいほうがたくさん食べられるのでは」と思いますよね。★損が2つあります。
- ★硬くて、筋っぽくなる
- ★株に負担がかかって、次の実の勢いが落ちる
2つ目が地味に効きます。★大きな実を1つ残すと、その先の収穫が減るんですよね。ここはピーマンやかぼちゃと同じ話です。
ハサミで切ってください
もう1つ。★収穫は必ずハサミを使ってください。
手でもぎ取ると、茎の皮ごと剥けることがあります。★そこから傷んで、株が弱ります。
★収穫と同時に、下の葉を切ります
オクラは下から上へ実る
オクラは、★下から順に上へ実をつけていきます。
だから下のほうの葉は、実がもう終わった場所についています。★役目を終えた葉です。
そのまま残しておくと、葉が茂って風が通らなくなります。
ルールは1つだけ
やり方は、覚えることが1つしかありません。
★今から収穫する実の、下の葉を1枚残して、あとは切る。
これだけです。上のほうの葉は残します。切るのは、収穫する位置より下だけ。
勢いで、残す枚数を変える
少しだけ調整があります。
- ★株がまだ小さい・勢いが弱い … 2枚残す
- ★順調に穫れている … 1枚残す
- ★茂りすぎている … 早め早めに切る
葉ばかり茂って実がつかない状態を「木ボケ」といいます。★そうなったら、迷わず切ってください。
★同時にやると、早い
私が続けられている理由がこれです。
★穫る → その下の葉を切る → 次の株へ。この繰り返しにすると、別作業になりません。
ハサミを持ったまま、ついでに切るだけ。★「あとでやろう」だと、たいていやらないんですよね😅
脇芽と、追肥と、曲がり果
脇芽は、取ります
主軸の葉の付け根から、脇芽が出てきます。
★オクラは脇芽にも実がつきます。だから「伸ばせば倍穫れるのでは」と思いますよね。
でも★私は取ることをおすすめします。理由は風通しです。オクラは葉が大きいので、脇芽まで伸ばすとすぐ密集します。
★どうしても増やしたい方は、下のほうではなく上のほうの脇芽を1本だけ伸ばしてください。
★追肥は、葉先の真下へ
オクラは10月まで穫れる長距離ランナーです。★そのぶん肥料を食べます。
★2〜3週間に1回、追肥してください。
そして位置が大事です。
- ★株がまだ小さいうち … 株元のまわり
- ★葉が通路まで広がったら … 葉先の真下の延長上
理由は根の先端がそこまで伸びているからです。★根は先端でしか吸えません。追肥の回で書いたとおりですね。
曲がるのは、水不足です
梅雨が明けたころ、実が曲がることがあります。
★あれはたいてい水不足です。
朝か夕方の涼しい時間に、しっかり水をやってください。★まっすぐな実が増えます。
倒伏は、あまり心配しなくていい
オクラは茎がとても太いので、★普段は倒れません。
私は支柱も紐も使っていません。★大型の台風が来るときだけ、まわりを紐で囲っておけば十分です。
学ぶ:1日で硬くなるのは、種を守るためです🔬
オクラは「実」ではなく「さや」
まず前提から。食べているオクラは、★果実というより「さや」です。
中に小さな種がびっしり並んでいますよね。★あれが本体です。
種が育つと、外側を硬くする
植物にとって、実は★種を守る入れ物です。
種が育ってくると、入れ物も丈夫にしなければなりません。★そこで、細胞のまわりに繊維をどんどん足していきます。
この繊維が★筋の正体です。かんでも切れない、あの筋ですね。
だから「1日」で変わる
オクラは成長が速い野菜です。★暑い時期は1日で数cm伸びます。
伸びるということは、★その分だけ繊維も足されるということ。だから「昨日はやわらかかったのに」が起きます。
★種が完成する前の、まだやわらかい入れ物を食べているわけですね。
実物で確かめられます
これは家で比べられます。
★穫りごろの実と、1日置いてしまった実を、包丁で輪切りにしてみてください。
断面の白い筋の量が、はっきり違います。★理屈より、この1回のほうが記憶に残ります☺️
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
- ★オクラはアオイ科。株間30〜40cm、1か所2本立て
- ★葉と実でかゆくなる人がいる。長袖か手袋を
- ★花が咲いて5〜7日で穫りごろ
- ★サイズは8〜10cm。やわらかいのが好きなら6〜7cm
- ★ピーク時は朝夕の2回穫る
- ★大きくしすぎると硬くなり、株も疲れる
- ★収穫は必ずハサミで
- ★今から穫る実の下の葉を1枚残して、あとは切る
- ★勢いが弱いときは2枚、茂りすぎなら早めに切る
- ★収穫と下葉切りは同時にやると続く
- ★脇芽は取る。増やしたいなら上のほうを1本だけ
- ★追肥は2〜3週間に1回、葉先の真下へ
- ★曲がるのは水不足。朝夕に水やり
- ★倒伏は台風のときだけ気にすればいい
- ★硬くなるのは、種を守る繊維が増えるから
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★明日の夕方、もう一度畑に行ってみてください。朝に見送った実が、どれだけ大きくなっているかが分かります🌿
次回は、ズッキーニの話です。★きゅうりに似ているのに、まったく違う育て方をする野菜のお話をします🥒
収穫バサミ
オクラは1日で硬くなります。毎朝ハサミを持って畑に出るくらいでちょうどいいです。
手袋
オクラの葉と実には細かい毛があって、素手だとかゆくなります。長袖と手袋が正解です。
炭化鶏ふん
次々と実をつける野菜なので、追肥を切らさないことが収穫量に直結します。


