来年いちばん役に立つのは、失敗した日の記録です📔 3行でいい
📔「去年、いつ種をまいたか覚えていません」
📔「同じ失敗を、毎年くり返している気がします」
📔「日記をつけようとしたけど、3日で止まりました」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。今日は、1年の締めくくりの話です。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。
★家庭菜園は、1年に1回しか練習できません。
トマトを作れるのは、1年に1回です。★8年やっていても、トマトの経験は8回だけ。これは、どれだけ本を読んでも変わりません。
だからこそ★記録が、そのまま実力になります。
書くのは、3つだけです
毎日書かなくていい
日記のつもりで始めると、まず続きません。私も何度も挫折しました。
★書くのは、動いた日だけでいいです。まいた日、植えた日、穫った日、そして何かがおかしかった日。
年間で30回か40回くらいです。★毎日ではありません。
① 日付と、やったこと
★「10月25日 そら豆まいた 12粒」
これだけです。品種名まで書けたら理想ですが、なくても構いません。
★日付が残っているだけで、来年の計画が立ちます。
② うまくいかなかったこと
ここが、いちばん価値のある行です。
★「11月18日 ブロッコリーの葉が食われた 葉脈だけ残っていた」
うまくいった記録より、★うまくいかなかった記録のほうが、来年を変えます。
★成功は再現しにくいですが、失敗は避けられるからです。
③ 原因の推測
そして、いちばん大事な1行。
★「たぶんヒヨドリ。ネットの裾が浮いていた」
当たっていなくて構いません。★書いておくと、来年その仮説を確かめられます。書かなければ、また同じところで悩みます。
★3行で終わりです。1分もかかりません。
うねの図を、1枚だけ描く
これが連作障害を防ぎます
文字より効くのが★うねの配置図です。
紙に、うねを長方形で描いて、★どこに何を植えたかを書き込むだけ。それを毎年1枚ずつ残します。
なぜ効くのか
同じ場所に同じ科の野菜を続けて作ると、★その野菜を好む菌やセンチュウが土にたまります。これが連作障害です。
避けるには、★去年どこに何を植えたか分かっていればいい。それだけです。
ところが★これが記憶ではまず残りません。うねが5本あれば、5×2シーズンで10か所です。1年経つと、絶対に思い出せません。
科で色を塗ると分かりやすい
ひと工夫として、★科ごとに色を変えて塗ると、ひと目で分かります。
- ナス科(トマト・ナス・ピーマン・じゃがいも) … 赤
- アブラナ科(大根・白菜・キャベツ・小松菜) … 緑
- ウリ科(きゅうり・かぼちゃ・スイカ) … 黄
- マメ科(えんどう・そら豆・枝豆) … 青
- ユリ科(玉ねぎ・ネギ・にんにく) … 紫
★去年と同じ色が同じうねに来ていたら、そこだけ入れ替える。作付け計画が、これでほぼ終わります。
どこに書くか
続いた方法だけ書きます
私は★スマホのメモ帳に落ち着きました。
理由は★畑にいるときに書けるからです。ノートは家にあります。畑で起きたことは、家に帰るまでに半分忘れます。
写真も同じ場所に残せます。★葉が食われた状態を1枚撮っておくと、来年見返したときに一発で思い出せます。
紙のほうがいい人へ
紙が好きな方は、★カレンダーで十分です。
日めくりではなく、★1か月が1枚に見えるタイプ。まいた日に丸をつけて、余白に一言書く。
★1年分並べると、自分の畑の暦ができます。
1年に1回だけ、読み返す
冬が、その時間です
書いた記録は、★読み返さないと意味がありません。
読み返すのに向いているのが★12月から1月です。畑の作業がいちばん少なく、次の春までに時間があります。
見るのは、失敗の行だけ
全部読む必要はありません。★「うまくいかなかった」と書いた行だけを拾ってください。
そして★同じ内容が2年続いていたら、そこが自分の弱点です。
私の場合は★「植えるのが遅れた」が何年も並んでいました。それが分かってから、まく日をカレンダーに先に書き込むようになりました。★弱点は、意志ではなく仕組みで直すほうが早いです。
学ぶ:記録が「経験」に変わるしくみ🔬
理科というより、学び方の話です。
人が何かを覚えるとき、★体験しただけでは記憶に残りにくいことが分かっています。
残るのは★体験を言葉にしたときです。
「葉が食われた」という出来事を、★「ヒヨドリだと思う。裾が浮いていたから」と言葉にする。この瞬間に、出来事が知識に変わります。
★書くという作業は、記憶のためではなく、考えをまとめるためにあります。
もうひとつ。★人は、うまくいった理由より、うまくいかなかった理由のほうを正確に覚えられません。
失敗すると、その場では強く印象に残ります。★でも半年経つと「なんとなくダメだった」に丸められてしまう。原因の細部から先に消えます。
★だから、失敗した日に3行だけ書く。半年後の自分のために、細部を残しておくんです。
お子さんと一緒なら、★育てた野菜の絵を1枚描いて、日付を書いて残してみてください。★来年の同じ日に見比べると、育ち方の違いがはっきり分かります。それも立派な記録です。
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
1年間、お読みいただきありがとうございました。最後に、来年のための3行の話をまとめます。
- ★家庭菜園は1年に1回しか練習できない。だから記録がそのまま実力になる
- ★毎日書かない。動いた日だけでいい。年に30回ほど
- ★書くのは3つ。日付とやったこと、うまくいかなかったこと、原因の推測
- ★原因は当たっていなくていい。書けば来年確かめられる
- ★うねの配置図を毎年1枚。これが連作障害をいちばん確実に防ぐ
- ★科ごとに色を塗ると、去年との重なりがひと目で分かる
- ★書く場所は畑で開けるもの。スマホのメモか、月めくりカレンダー
- ★読み返すのは12月から1月。失敗の行だけ拾う
- ★同じ失敗が2年続いていたら、それが弱点。意志ではなく仕組みで直す
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★今年いちばんうまくいかなかったことを、1行だけ書いてみてください。それが来年の畑を変えます📔
次回からは、また野菜の話に戻ります。まずはピーマン。★実が小さくなる原因が、肥料ではなかったという話をします🫑
移植ゴテ
記録と一緒に、深さや株間を測る道具があると数字が残せます。目盛りつきを選ぶと日誌が書きやすくなります。
剪定バサミ
作業した日を書き残すなら、まず道具を決めてしまうほうが続きます。毎回同じ道具だと比べられます。
麻ひも
誘引した日を日誌に書いておくと、翌年の目安になります。土に還る素材なので片づけもラクです。


