【6月にまく・植える野菜】終わった株は、その日のうちに抜いてください🌱
🗨️「やっと収穫が始まった。もう一息」
🗨️「終わった株、そのままにしてある」
🗨️「6月は何をすればいいのか分からない」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
毎月の「今月まく・植える野菜」、6月号です。
そして6月は、性格が変わる月です。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきます。
★収穫が終わった株は、その日のうちに抜いてください。
置いておくと、★うどんこ病の巣になります。そしてその胞子が、隣で育てているきゅうりやトマトへ飛びます☺️
📖 この記事の目次
5月と6月は、性格が違います
★5月は「株を育てる月」でした
前回お話ししたとおり、5月は体づくりの月でした。
芽かき、誘引、害虫チェック。★どの野菜でも、やることはだいたい同じでした。
★6月は「野菜ごとに分かれる月」
6月からは違います。
★ウリ科とナス科で、やることがはっきり分かれます。そして春野菜と夏野菜でも、まったく別の作業になります。
同時に、こういう状況になります。
- ★4月5月に植えた夏野菜が、収穫を迎える
- ★秋に植えた春野菜が、収穫を終える
- ★気温が一挙に上がる
- ★梅雨で、雨が異常に多くなる
★収穫と管理を、同時にやる最初の月です。
ここでの手入れが、9月まで効きます
そして大事なのがここです。
★6月にきちんと管理しておけば、梅雨が明けたあと7月8月9月と、長く穫り続けられます。
逆に、6月に手を入れないと、真夏に入る前に株が疲れて止まります。★5月号でお話ししたことの、続きだと思ってください。
①★終わった株を、抜く
春野菜が、一斉に終わります
6月には、秋に植えたものが次々に終わります。
- スナップエンドウ
- そら豆
- 玉ねぎ
- にんにく
- いちご
★花が咲かなくなったら、それ以上実はつきません。撤去の対象です。
★★置いておくと、うどんこ病の巣になります
ここが今日いちばんお伝えしたいことです。
収穫が終わったスナップエンドウを、そのまま畑に置いておく。★よくあることだと思います。私もやっていました。
すると、どうなるか。
★その株が、うどんこ病の巣になります。
葉が白い粉をふいたようになって、そこで菌が増えていきます。★弱った株、枯れかけた株ほど、病気の温床になりやすい。
★そして、隣に飛びます
問題はここからです。
★うどんこ病の胞子は、風で飛びます。
近くに何を植えているでしょうか。★きゅうり、スイカ、かぼちゃ、トマト。
これから収穫を迎える夏野菜たちです。★そこへ胞子が飛んで、感染します。
つまり、★終わった株を置いておくことは、これから穫る野菜に病気を配っているのと同じです。
★実がついていても、抜く
判断に迷うのは、まだ少し実がついている場合です。
★早めに全部穫って、株ごと撤去してください。
残りの数個を惜しむより、★うどんこ病を夏野菜に移さないことを優先します。
★数個の豆と、きゅうり1株の夏。天秤にかけるまでもありません。
②★跡地を、空けたままにしない
空いた場所は、虫の場所になります
株を抜いたら、そこが空きます。
★そのまま放っておかないでください。
何が起きるか。
- ★雑草が一気に増える
- ★害虫が繁殖する場所になる
- ★卵を産む場所を、わざわざ作ってしまう
空いた土は、誰かが使います。★こちらが使わないなら、草と虫が使います。
★間を空けずに、次を植える
だから、抜いたらすぐ次を植えます。
6月にまける・植えられるものがあります。
- ★モロヘイヤ … 暑さに強く、真夏でもよく育ちます
- ★空芯菜(くうしんさい) … 同じく暑さに強い。摘んでも次々出てきます
- ★ゴーヤ … まだ間に合います
- ★にんじん … 夏まきの時期に入ります
★モロヘイヤと空芯菜は、真夏に葉物が穫れる数少ない野菜です。他の葉物がだめになる時期に穫れるので、持っておくと重宝します。
③★本支柱に、切り替える
仮支柱では、もう支えられません
植えたときに立てた支柱は、短い仮のものだったと思います。
★6月の初めに、長い本支柱(2mほど)に付け替えてください。
まだの方は、必ずやってください。★これが遅れると、あとで取り返しがつきません。
仕立て方は、野菜で違います
★トマト … 1本仕立て(主枝1本)
★ナス・ピーマン … 2〜3本仕立て
ナスとピーマンは、あえて枝を多めに出す作り方をします。★枝の数だけ実がつく場所が増えるからです。
ピーマンには、★上から麻ひもで吊り下げる誘引という方法もあります。支柱を何本も立てるより、すっきりします。
★整理しないと、折れます
なぜ本支柱が必要なのか。
★実がつくと、株は一気に重くなります。
そこに梅雨の雨と、夏の風が来ます。
★風と、株の重みと、実の重みで、枝や茎が折れます。
前に折れた茎の手当ての話をしましたが、★そもそも折らないほうがずっといい。
★せっかく育てても、夏を越す前に株が枯れる。これがいちばんもったいない終わり方です。
④★背丈1m以上になったら、4つ
風通しを、作る作業です
トマトが1mを超えてきたら、やることが決まっています。
★1. 2mの支柱に、きちんと誘引する
★2. 脇芽を取る
★3. 日陰になった葉、黄色くなった下葉を、どんどん摘み取る
★4. ★実ができたら、早めに収穫する
★「早く穫る」も、管理のうち
4つ目が意外だと思います。
★収穫は、ごほうびではなく作業です。
実をつけたままにしておくと、株はそこに栄養を送り続けます。★次の花を咲かせる余力がなくなります。
早めに穫ると、株は「次を作ろう」と動きます。★穫るほど、穫れるようになります。
4つの目的は、ひとつです
この4つは、全部同じことを目指しています。
★風通しをよくして、日を当てること。
込み合った株は、風が通らず、日も当たりません。★病気の原因になり、害虫のすみかになります。
整理すると、★次のトマトがどんどん花を咲かせて、実をつけていきます。
⑤追肥のこと
3週間から1か月おき
前に追肥の話をしました。基本は同じです。
- ★1回目 … 植え付けから1か月後
- ★2回目以降 … 3週間から1か月おき
★間隔に幅があるのは、野菜と株の勢いで変わるからです。よく穫れているナスやピーマンは短め、そうでもない株は長めに。
★ピーマンやナスのように長く穫り続ける野菜ほど、この繰り返しが効いてきます。
★★トマトは、やらなくていいことがあります
トマトだけ、はっきり違います。
★樹勢が強ければ、追肥をしません。
葉が青々として、茎が太く、勢いがある。★そういうトマトには、元肥だけで足りています。
そこへ追肥をすると、どうなるか。
★葉ボケ・つるぼけになって、実つきが悪くなります。
★足りているところに足すと、逆効果になる。これは追肥の話でお伝えしたとおりです。
★判断は、葉の色で
見分け方も同じです。
- ★葉が濃い緑 … 足りています。追肥しない
- ★葉の緑が薄い、黄緑がかっている … 追肥を考える
★カレンダーではなく、株を見て決めてください。
6月にやること、8つ
順番に並べると
★1. 春野菜の収穫と撤去 … うどんこ病を移さない
★2. 跡地にすぐ次を植える … モロヘイヤ・空芯菜・ゴーヤ・にんじん
★3. 本支柱への切り替え … トマト1本、ナス・ピーマン2〜3本
★4. 下葉かきと株の整理 … 風通しと日当たり
★5. 追肥 … 3週間〜1か月おき。トマトは葉の色を見て
★6. 梅雨対策 … 排水路と雨よけ。★雨よけをするなら週1回めくって虫を見る
★7. じゃがいもと玉ねぎの収穫 … 晴れ間を狙って
★8. きゅうりの3回目のタネまき … 秋まで穫るための最後の1回
★きゅうりの3回目
最後のひとつだけ、補足します。
きゅうりは4月・5月・6月と3回に分けてまく、という話をしました。★6月がその最後です。
★これをまいておくと、9月まで収穫が続きます。1回目の株がうどんこ病で弱ってきても、3回目が元気に育っている。
★品種の強さではなく、栽培の組み方で勝つ。この記事の1番と8番は、実は同じ話です。
6月を越えれば
この記事の要点
- ★5月は株を育てる月、★6月は野菜ごとに作業が分かれる月
- ★収穫と管理を同時にやる最初の月
- ★6月に管理しておけば、梅雨明けから7・8・9月と長く穫れる
- ★★収穫が終わった株は、その日のうちに抜く
- ★★置いておくと、うどんこ病の巣になる
- ★★その胞子が風で飛んで、きゅうり・スイカ・トマトに感染する
- ★実が残っていても、早めに穫って撤去する。★移さないことを優先
- ★跡地を空けたままにしない。★草と虫が使う場所になる
- 6月に植えられるもの=★モロヘイヤ/空芯菜/ゴーヤ/にんじん
- ★モロヘイヤと空芯菜は、真夏に穫れる数少ない葉物
- ★6月初めに、2mの本支柱へ切り替える
- ★トマトは1本仕立て、★ナス・ピーマンは2〜3本仕立て
- ★ピーマンは上から麻ひもで吊り下げる誘引もできる
- ★風と株の重みと実の重みで折れる。★夏を越す前に枯れるのがいちばんもったいない
- 背丈1m以上になったら★①誘引 ②脇芽を取る ③下葉を摘む ④★実を早めに穫る
- ★収穫はごほうびではなく作業。★穫るほど、穫れるようになる
- 4つの目的はひとつ=★風通しをよくして日を当てること
- 追肥は★1回目が植え付け1か月後、以降は★3週間〜1か月おき
- ★間隔に幅があるのは、野菜と勢いで変わるから
- ★★トマトは樹勢が強ければ追肥しない。★足りているところに足すと葉ボケになる
- ★判断はカレンダーではなく、葉の色で
- ★きゅうりの3回目をまくと、9月まで収穫が続く
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは畑を見回して、★花が咲かなくなった株を1つ、抜いてください。それがいちばん効く6月の作業です🌱
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
剪定ばさみ
終わった株を抜き、伸びすぎた枝を切る月です。よく切れるものを1本。
支柱150cm
本支柱への切り替え。背丈1m以上になったら待ったなしです。
えん麦のタネ
跡地を空けたままにしないための緑肥です。センチュウ対策にもなります。
敷きわら
梅雨明けの乾燥に備えて、今のうちに敷いておきます。


