みょうがは、日陰で倍に育ちます🌿 一度植えれば何年も穫れます
🌿「北側の細長い場所が、ずっと空いたまま」
🌿「植えたけど、細くて小さいものしか穫れない」
🌿「どこから出てくるのか分からず、探してしまう」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
前回は春菊でした。今日はみょうがです。
前々回のしょうがで★「日陰でいい」という話をしました。今日はその上をいきます。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。
★みょうがは、日陰を作るほど大きくなります。
寒冷紗で日陰を作った株と、作らなかった株。★大きさが倍ほど違いました🌿
まず、みょうがの基本データ
3つだけ押さえてください
- 科:ショウガ科(しょうがの仲間。多年草です)
- 植え付け:2〜3月
- 収穫:夏から秋(7〜9月ごろ)
※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。
★一度植えれば、何年も穫れます
ここが最大の魅力です。
★みょうがは多年草です。毎年植え直す必要がありません。
★同じ場所で数年、そのまま穫れ続けます。
ただし、3年で入れ替えます
とはいえ、放置でいいわけではありません。
★植えっぱなしにすると、だんだん収量が落ちます。
★3年に1度を目安に、植え替えてください。掘り上げて、切り分けて、また植えます。
虫も、ほとんど来ません
しょうがと同じで、★病害虫がほとんどありません。
★無農薬でいちばん楽な野菜のひとつです。
★日陰を作ると、倍になります
比べた結果
これは実際に比べた話です。
同じ時期に出てきた芽を、★片方には寒冷紗で日陰を作り、片方はそのままにする。
結果は、★日陰のほうが倍ほどの大きさになりました。茎も葉も、明らかに元気です。
はみ出した株は、小さい
面白いのはここです。
★寒冷紗からはみ出していた株だけ、やはり小さかったそうです。
★同じうねの、すぐ隣なのに、です。
★日光の量が、そのまま大きさに出ています。
かける時期
★6月後半から7月にかけてが勝負です。
日ざしがいちばん強くなり、★みょうがが太っていく時期と重なります。
日陰の作り方、3つ
やり方は、場所に合わせて選んでください。
- ★壁ぎわなら … 寒冷紗を立てかけるだけ
- ★畑の真ん中なら … きゅうりネットのようにやぐらを組んで、寒冷紗を張る
- ★簡単に済ませたいなら … 防虫ネットのアーチに、寒冷紗か黒い防虫ネットをかける
★3つ目がいちばん手軽です。うねにアーチを立てて、上から掛けるだけです。
里芋に、作らせる方法も
しょうがの記事でも書いた方法です。
★里芋の間に植えると、里芋の大きな葉が日陰を作ってくれます。
★資材を買わずに済みます。しかも、どちらも湿り気を好むので相性がいいです。
★植え方は、切り分けが肝心
時期は、2〜3月
★新芽が動き出す前に植えます。
★種みょうがは、2月から4月ごろにホームセンターに並びます。
★15cm、芽を3つ
すでに育てている株を植え替える場合は、まず掘り上げます。
冬は地上部が枯れているので、★スコップで根株を掘り起こしてください。
そして切り分けます。★条件は2つです。
- ★長さ15cm程度に切る
- ★芽が3つほど残るようにする
細かく切りすぎないこと
ここが失敗しやすいところです。
「数を増やしたい」と思って★小さく刻んでしまう。
★そうすると、株が育つまでに時間がかかります。
★15cmは、けっこう長いです。思っているより大きめに切ってください。
植える手順
- ★深さ10cmの植え溝を作る
- ★15〜20cm間隔で、根株を並べる
- ★元肥に鶏ふんを、軽くひとつまみずつ
- ★土をかぶせて、たっぷり水をやる
- ★敷きわらや刈草をかけて、乾燥を防ぐ
★石灰は、要りません
これは覚えておくと楽です。
★みょうがに石灰は不要です。
酸性に弱い春菊とは正反対ですね。★準備がひとつ減ります。
プランターでも育ちます
畑がない方へ。
★みょうがはプランターでも育ちます。
条件は2つだけです。★日陰に置くことと、水を切らさないこと。
★ベランダの北側という、たいてい持てあましている場所が使えます。
夏のお世話は、少ないです
★追肥は、1回だけ
これは助かる話です。
★みょうがの追肥は、最初で最後の1回です。
★6月ごろまでに済ませてください。
やり方
- ★窒素は少なめでよい(リン酸・カリの多い鶏ふんなど)
- ★株の周りに、上からパラパラでよい
- ★量は10cc程度、一握りくらい
★穴を掘って埋める必要もありません。みょうがはこれで足ります。
水は、たっぷり
一方で、水はけちらないでください。
★「やりすぎかな」というくらいで大丈夫です。
★うね間に流し込むのがいちばん楽です。うね間がいつも湿っているくらいを目安にしてください。
★株元の草は、抜かなくていい
これも楽な話です。
★株元の雑草は、そのままで構いません。
★地面が覆われて、地温が上がらないからです。
刈った草や乾かした残渣を★株元に敷くのも、同じ効果があります。
混んできたら、切る
数年たつと、株がぎっしりになります。
★8cmくらいの間隔になるように、ハサミで間引いてください。
★風が通ると、状態がよくなります。
学ぶ:食べているのは、つぼみです🔬
あれは、花です
みょうがを食べるとき、何を食べているか考えたことはありますか。
★あれは、花のつぼみです。
★開く前の花を食べている、ということですね。
だから、地面を探します
そして、ここが実用に直結します。
★みょうがのつぼみは、地下茎から直接、地際に出てきます。
★葉の上のほうを探しても、ありません。
★株元の地面を、そっと草をかき分けて探してください。
開くと、遅い
つぼみですから、★放っておくと咲きます。
★花が咲いてしまうと、食感が落ちます。
★白い花が見えたら、それはもう穫りごろを過ぎた合図です。夏は数日おきに見にいってください。
なぜ日陰で育つのか
さて、記事の前半の話に戻ります。
★なぜ日陰のほうが大きくなるのでしょう。
もともと、林の下の植物です
植物には、大きく2つのタイプがあります。
- ★強い日ざしがないと育たないもの(トマト・スイカなど)
- ★木もれ日くらいで足りるもの(みょうがなど)
★みょうがは後者です。もともと林の下で暮らしてきた植物なんですね。
足りるから、余ると負担になる
木もれ日で足りる植物にとって、真夏の直射日光は★「多すぎる光」です。
★葉が焼け、水が奪われ、かえって弱ります。
★寒冷紗をかけると倍になるのは、余分な光を減らしているからです。
畑の弱点が、強みに変わります
家庭菜園をしていると、★「日当たりが悪い場所」を持てあましますよね。
でも、それは★トマトを基準にした話です。
★みょうが・しょうが・里芋。ショウガ科と里芋は、そろって林の下の出身です。
★条件の悪い場所ではなく、彼らにとっての特等席なんですね☺️
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
- ★みょうがはショウガ科の多年草
- ★一度植えれば数年穫れる
- ★3年に1度は植え替える
- ★病害虫がほとんど来ない
- ★日陰を作った株は、作らない株の倍ほどになる
- ★6月後半〜7月に寒冷紗をかける
- ★壁ぎわ/やぐら/アーチの3通りで日陰を作れる
- ★里芋の間に植えて、葉に日陰を作らせる手もある
- ★植え付けは2〜3月
- ★根株は15cm、芽を3つ残して切る
- ★細かく切りすぎない
- ★深さ10cm、15〜20cm間隔
- ★石灰は要らない
- ★プランターでも育つ(日陰と水やり)
- ★追肥は最初で最後の1回、6月まで
- ★量は一握り、上からパラパラでよい
- ★水はたっぷり。うね間を湿らせておく
- ★株元の草は抜かなくてよい
- ★混んできたら8cm間隔に間引く
- ★食べているのは花のつぼみ。地際に出る
- ★花が咲いたら穫りごろを過ぎている
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★畑でいちばん条件の悪い場所を、思い出してください。そこがみょうがの席です🌿
次回は、ごぼうの話です。★掘らずに収穫する方法があるという、少し変わった話をします🌱
敷きわら
みょうがは日陰と湿り気を好みます。敷いておくと乾きません。
腐葉土
もともと林の下に生える植物なので、落ち葉が積もったような土を好みます。
もみ殻くん炭
植えっぱなしで何年も穫る野菜なので、土がしまらないようにしておきます。


