しょうがは、夏に一度穫れます🌱 半日陰でいい、めずらしい野菜
🌱「日当たりの悪い場所が余っているけど、何も植えられない」
🌱「植えたけど、掘ったら種しょうがとほとんど同じ大きさだった」
🌱「秋まで何も穫れないのが、正直つらい」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
前回はしそでした。今日はしょうがです。
しょうがは★家庭菜園でずいぶん得をする野菜だと思っています。
理由は3つあります。
- ★半日陰でいい
- ★虫がつかない
- ★夏に一度、途中で穫れる
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。
★日当たりの悪い場所こそ、しょうがの席です🌱
まず、しょうがの基本データ
3つだけ押さえてください
- 科:ショウガ科(ほかの野菜と科がかぶりません)
- 植え付け:5月(連休以降)
- 収穫:夏に葉しょうが/10〜11月に根しょうが
※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。
種しょうがは、売っている時期が短いです
★種しょうがが店に並ぶのは、4月中旬から5月中旬ごろです。
★この期間を逃すと手に入りません。見かけたら買っておいてください。
★植えるのは、連休以降
売っているからといって、すぐ植えなくていいです。
★4月後半はまだ朝夕が冷えます。
★5月の連休以降のほうが安心です。私は毎年そうしています。
土づくり
1平米あたりの目安です。
- ★牛ふん堆肥
- ★鶏ふん150cc
- ★油かす100cc
これをよく耕して混ぜてから、うねを作ります。
★半日陰でいい、という強み
ほとんどの野菜は、日を取り合います
家庭菜園をやっていると、必ずぶつかる問題があります。
★いい場所が足りない。
トマトもなすもきゅうりも、みんな日当たりを欲しがります。★北側や、建物の陰は余りがちです。
しょうがは、そこで育ちます
しょうがは★半日陰で育ちます。
というより、★強い日ざしと乾燥のほうが苦手です。
★余っている日陰こそ、しょうがの席なんですね。
里芋と、組み合わせる
これは特におすすめの方法です。
★里芋と里芋の間に、しょうがを植える。
里芋は葉が大きく育ちます。★その葉が、しょうがにちょうどいい日陰を作ってくれます。
★どちらも湿り気を好むので、水やりも一度で済みます。
水はけが悪くても、いけます
もうひとつ。
★しょうがは、水はけの悪い場所でも育ちます。
これまで「水はけのよいうねを」と何度も書いてきましたが、★しょうがは例外です。
★じめじめした一角があるなら、そこが候補になります。
★植え方は、向きと角度
まず、芽の向き
種しょうがをよく見てください。
★表面に、ぽこぽことした突起があります。
★ここから芽が出ます。だから★突起を上に向けて置いてください。
逆さに植えると、芽が回り込むぶん出遅れます。
深さ
- ★穴を10cmほど掘る
- ★上に5cmほど土をかぶせる
★深すぎず、浅すぎず。かぶせた土は軽く押さえておきます。
★株間は、けちらない
ここが失敗しやすいところです。
★株間は30〜40cmとってください。
★狭いと大きくなりません。「種しょうがと同じ大きさで掘り上げた」の原因は、たいていこれです。
★広いぶんには問題ありません。
大きい種しょうがは、折る
大きい塊のまま植える必要はありません。
★芽が2つ以上ついているなら、手で折って分けてください。
割るときの条件はひとつだけです。★どちらの側にも芽が残るように割る。
★切り口は、乾かしてから植えます。
★斜め45度に、置きます
最後に置き方です。これは面白いコツでした。
★うねに対して、斜め45度に置く。
理由はこうです。
- ★うねと水平に寝かせると、隣どうしがぶつかって大きくなれない
- ★垂直だと、うね幅が余る
- ★斜め45度なら、うねの幅をいちばん使える
しょうがは★横に広がって増えていく野菜なので、この置き方が効きます。
もみ殻を、かぶせる
もし手に入るなら、★植えたあとにもみ殻をかぶせてください。
★浅く植えるので、地面の冷えや凍結から守れます。
夏のお世話は、乾かさないこと
土寄せ
★芽が10〜15cmになったら、土寄せをします。
マルチを張っている場合は、★その上から寄せてもかまいません。
追肥
★草丈が30cmになったら、1回目の追肥です。
- ★株元から20cm離す
- ★1か所に鶏ふんを20ccほど
- ★左右2か所に
★株元に直接まかないでください。根はもう外側まで伸びています。
★敷き草が、いちばん効きます
しょうがのお世話は、実質これだけです。
★乾かさない。
刈った草や、抜いた雑草を★うねの上に敷いてください。
★水分が逃げにくくなり、真夏の地温も下がります。
私は毎年、★通路の草を刈ってそのまましょうがのうねに載せています。捨てるものが仕事をしてくれます。
虫は、ほぼ来ません
うれしい話をひとつ。
★しょうがには、ほとんど虫がつきません。病気にもかかりにくいです。
★植えて、土寄せして、敷き草をして、乾いたら水をやる。それだけで秋まで行けます。
★夏に一度、穫れます
葉しょうが
秋まで待たなくていい、というのがこの野菜の楽しいところです。
★夏に、株ごと若いうちに1本抜いてください。
これが★葉しょうがです。根元の白い部分にみそをつけて食べます。
★やわらかくて、香りが立っています。買うと意外に高いものです。
抜きすぎないこと
もちろん★抜いた株は、そこで終わりです。
★何株かに1本くらいにしてください。全部抜くと、秋の収穫がなくなります。
★私は10株のうち2本を夏に抜いています。
根しょうが
★10月から11月が、本番の収穫です。
葉が黄色くなってきたころが目安です。★霜が降りる前に掘り上げてください。
学ぶ:種しょうがは、消えません🔬
じゃがいもの種いもは、なくなります
じゃがいもを掘ったことがある方は、思い出してみてください。
★植えた種いもは、しぼんでボロボロになっています。
★中身を使い切って、新しいいもに渡したわけですね。
しょうがは、残ります
ところが、しょうがは違います。
★掘り上げると、植えた種しょうががそのまま残っています。
しかも★そこに新しいしょうががくっついて、つながった塊になっています。
★これを親しょうがと呼びます。硬いですが、食べられます。
なぜ違うのか
理由は、増え方の違いです。
- ★じゃがいも … 地下の茎の「先」が太って、新しいいもになる
- ★しょうが … 地下の茎そのものが、横につながって伸びていく
つまり★しょうがは「置き換わる」のではなく「つながって増える」んですね。
3つ並べると、分かります
これまで書いてきた3つを並べてみます。
- ★じゃがいも … 地下の茎が太ったもの。種いもは消える
- ★さつまいも … 根が太ったもの
- ★しょうが … 地下の茎が横につながったもの。種しょうがは残る
★同じ「土から掘るもの」でも、正体が全部違います。
辛いのにも、理由があります
最後にもうひとつ。
★しょうがが辛いのは、食べられないための守りです。
だから★虫がつきません。「無農薬でも楽な野菜」の正体は、この辛味なんですね。
★掘り上げたときに、あの香りが立つ理由も同じです。守るために作った成分を、人間がおいしいと思っている☺️
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
- ★しょうがはショウガ科。他の野菜と科がかぶらない
- ★種しょうがが売っているのは4月中旬〜5月中旬
- ★植えるのは5月の連休以降が安心
- ★1平米に牛ふん堆肥+鶏ふん150cc+油かす100cc
- ★半日陰でよく育つ。強い日ざしと乾燥が苦手
- ★里芋と里芋の間に植えると、葉が日陰を作ってくれる
- ★水はけの悪い場所でも育つ
- ★突起(芽)を上に向けて置く
- ★穴は10cm、土は5cmかぶせる
- ★株間は30〜40cm。狭いと大きくならない
- ★芽が2つ以上なら折って分ける(両方に芽を残す)
- ★うねに対して斜め45度に置くと、幅を使いきれる
- ★芽が10〜15cmで土寄せ
- ★草丈30cmで追肥。株元から20cm離して左右に
- ★刈草を敷いて乾かさない
- ★虫も病気もほとんど来ない
- ★夏に何株か抜けば、葉しょうがが穫れる
- ★根しょうがは10〜11月、霜の前に
- ★種しょうがは消えずに親しょうがとして残る
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★畑でいちばん日当たりの悪い場所を、しょうがの席にしてみてください🌱
次回は、春菊の話です。★芽が出にくいのには、はっきりした理由があるというお話をします🌿
敷きわら
しょうがは乾燥に弱い野菜です。株元に厚めに敷いておくと、水やりの回数が減ります。
もみ殻くん炭
水はけと水もちを同時に良くします。しょうがの畑とは相性がいいです。
米袋
収穫したあとの保存に使えます。寒さに弱いので、凍らせないことが第一です。


