しそは、こぼれ種で毎年生えてきます🌿 買うのは最初の1袋だけ
🌿「まいたのに、ほとんど芽が出なかった」
🌿「秋になったら、葉が硬くて食べられない」
🌿「スーパーで10枚150円くらいで買っている」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
前回はマルチの話でした。今日はしそ(大葉)です。
しそは★家庭菜園でいちばん「元が取れる」野菜だと思っています。
買えば10枚で百数十円。★畑にあれば、夏じゅう好きなだけ穫れます。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。
★しその種は、光が当たらないと芽が出ません。
だから★深く埋めると失敗します。そして★地面に落ちた種は、翌年ひとりでに生えてきます🌿
まず、しその基本データ
3つだけ押さえてください
- 科:シソ科(バジル・ミントの仲間。連作にわりあい強い野菜です)
- タネまき:4月中旬〜5月上旬
- 収穫:7月〜10月
※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。
★肥料は、ほとんど要りません
ここが助かるところです。
★しそは、やせた土でも育ちます。
最初に1平米あたり、牛ふん堆肥を1Lほどと、鶏ふんを少し。★それで数年は何も入れなくて大丈夫です。
むしろ、入れると悪くなります
これは知っておいてください。
★肥料が多いと、えぐみが出ます。
そして★虫が寄ってきます。葉物と同じで、やわらかく茂った葉はごちそうなんですね。
★「育ちが悪いから追肥」を、この野菜ではやらないでください。
★深く埋めると、芽が出ません
光が要る種です
前にタネまきの記事で、★「光が当たらないと出にくい種がある」と書きました。
★しそが、まさにそれです。
だから★土は、ごく薄くかけるだけにします。
薄いと、今度は流れます
ここでジレンマが起きます。
★覆土が薄いので、水やりで種が流れるんです。
私も最初、じょうろの水で種が全部端に寄ってしまいました😅
不織布を、先にかける
解決策は簡単です。
★種をまいて鎮圧したら、先に不織布をかける。★その上から水をやります。
こうすれば★水がやわらかく落ちて、種が動きません。
★古い不織布のほうが、いいです
これは意外なコツです。
★新しい不織布は水をはじきます。上からかけても、なかなかしみ通りません。
★使い古したもののほうが、水をよく通します。
新品しかないときは、★時間をかけてゆっくりやってください。
まき方の目安
- ★点まきで、1か所に5〜6粒
- ★発芽適温は15〜20℃
- ★冷え込まなければ、1週間ほどで芽が出ます
- ★水につけてからまく必要はありません(殻は硬くない種です)
余った種は、芽じそに
しその種は、1袋にたくさん入っています。★毎年、必ず余ります。
そこで★余った分をプランターにばらまいてください。
出てきた双葉が★芽じそです。刺身に添えたり、サラダに散らしたり。
★間引き菜も同じように食べられます。捨てるところがありません。
★9月前に、バッサリ切ります
夏を越すと、こうなります
真夏の猛暑を通ると、しそはこうなります。
- ★葉がチリチリになる
- ★新しい葉が小さい
- ★味が薄い
- ★香りが弱い
★このまま秋に入ると、すぐ花が咲きます。そうなると葉は硬くて食べられません。
切り戻すと、戻ります
そこで★切り戻しをします。
なすの更新剪定と同じ考え方です。★枝を短く切って、脇芽に出直してもらいます。
思っているより、切ります
ここが大事なところです。
★1m以上に伸びた枝なら、30cm以上切ってしまって構いません。
★下のほうの枝は日当たりも悪いので、多めに落としてください。
「やりすぎたかな」と思うくらいでちょうどいいです。★脇芽が残っていれば、必ず復活します。
2週間で、柔らかい葉が出ます
切ったあとは、★脇芽から新しい枝が伸びてきます。
そこに出る葉は★みずみずしくて、香りも戻っています。
★9月・10月に、いちばんいい葉が穫れるようになります。
切った葉も、使えます
切り落とした枝の葉は、まだ食べられます。
★食べきれない分は、うねに敷いてください。
★乾燥よけになりますし、そのまま土に還ります。
赤じその、色の話
赤じそを育てている方へ。
★夏の強い日ざしに当たると、赤味が抜けて青くなることがあります。
これは傷んだわけではありません。★切り戻せば、また赤い葉が出てきます。
うねの隅に、点々と植える
香りが、虫を遠ざけます
しそは、他の野菜のそばに植えると役に立ちます。
★あの強い香りを、虫が嫌います。
★きゅうりやかぼちゃ(ウリ科)、トマトやなす(ナス科)のうねの隅に植えてみてください。
植えすぎないこと
ただし★1株が大きくなります。
★2mおきに1株くらい、うねの角や隅に点々と。これで十分です。
★真ん中に植えると、あとで邪魔になります。
しそも、食べられます
万能ではありません。
★ヨトウムシは、しそも食べます。
夜のうちに葉に穴が開いていたら、★株元の土を少し掘ってみてください。丸まった幼虫がいます。
学ぶ:だから、勝手に生えてくるんです🔬
毎年、同じ場所に出てきます
しそを一度育てた方は、経験があると思います。
★翌年の春、植えていないのにしそが出てくる。
しかも★だいたい去年と同じあたりに出ます。
種は、地面に落ちています
仕組みは単純です。
秋に切り戻さず放っておくと、★しそは花を咲かせて、種を作ります。
その種が★そのまま地面に落ちます。
ここで、話がつながります
さて、記事の前半を思い出してください。
★しその種は、光が当たらないと芽が出ませんでした。
ということは、こうなります。
- ★地面に落ちたまま、埋まらなかった種 → 春に光が当たって、発芽する
- ★深く耕して埋めてしまった種 → 出てこない
★「勝手に生えてくる」のは、好光性種子だからなんですね。
耕さない場所ほど、出ます
だから、こういうことが起きます。
★うねの隅や通路ぎわなど、あまり耕さない場所ほど、しそがよく出てきます。
私の畑では★毎年ほぼ同じ角に出てきます。もう自分でまいたことがありません。
ただし、多すぎます
いいことばかりではありません。
★花1本から落ちる種の数が、とにかく多いです。
放っておくと★びっしり生えて、他の野菜の場所を奪います。
★だから仕事は「まくこと」ではなく「間引くこと」になります。ぜいたくな悩みですが、これは本当です☺️
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
- ★しそはシソ科。連作にわりあい強い
- ★タネまきは4月中旬〜5月上旬、収穫は7月〜10月
- ★肥料はほとんど要らない。最初に少しで数年もつ
- ★肥料が多いとえぐみが出て、虫が寄る
- ★好光性種子なので、覆土はごく薄く
- ★薄いぶん種が流れるので、不織布をかけてから水やり
- ★古い不織布のほうが水をよく通す
- ★点まきで1か所5〜6粒。発芽適温15〜20℃
- ★余った種はばらまいて芽じそに
- ★9月前に切り戻す
- ★1m伸びた枝なら30cm以上切ってよい
- ★脇芽が残っていれば必ず復活する
- ★切ったあとは柔らかい葉が出て、秋まで穫れる
- ★赤じその色が抜けるのは日ざしのせい
- ★ウリ科・ナス科のうねの隅に2mおきに植える
- ★ヨトウムシはしそも食べる
- ★こぼれ種が翌年生えるのは、好光性種子だから
- ★仕事はまくことではなく、間引くこと
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★今ある株を、思いきって半分に切ってみてください。2週間後に、別の野菜みたいな葉が出てきます🌿
次回は、しょうがの話です。★収穫まで待てない人のための、途中で穫る方法をお話しします🌱
防虫ネット
しそはバッタに食われます。柔らかい葉を穫りたいなら、かけておくほうが確実です。
液体肥料
摘み取りながら長く穫るので、薄い追肥を続けると葉が硬くなりません。
プランター
こぼれ種で増えすぎるので、畑よりプランターのほうが管理しやすい野菜です。


