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スイカの収穫日は、受粉した日に決まります🍉 札を1枚つける

スイカの収穫日は、受粉した日に決まります🍉 札を1枚つける

🍉「切ってみたら、中がまだ白かった」

🍉「もう少し待とうと思っていたら、割れていた」

🍉「葉が茂りすぎて、どこに実があるか分からない」

どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。

前回は失敗のまとめでした。今日はスイカです。

スイカは★家庭菜園でいちばん「いつ穫るか」が難しい野菜だと思っています。

トマトなら赤くなります。きゅうりなら大きさで分かります。★でもスイカは、色も形もほとんど変わらないまま完成します。

先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。

★収穫日は、受粉した日に決まっています。

見て当てるのではなく、★札を1枚つけて、数えます🍉

まず、スイカの基本データ

3つだけ押さえてください

※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。

場所は、広くとってください

地面を這わせる場合、★株間は1mほど必要です。

つるは想像よりずっと伸びます。★通路まで出ていくつもりで場所を決めてください。

つるは、3〜4本にします

かぼちゃと同じ考え方です。

★親づるを本葉5〜6枚で摘みます。すると子づるが出てくるので、★勢いのいいものを3〜4本残します。

残りは切ってください。★数を絞ったほうが、1個が大きくなります。

★収穫日は、計算できます

受粉日の札

札を、1枚つける

やることは、これだけです。

★受粉した日を紙に書いて、実のそばのつるに貼る。

私は洗濯ばさみと紙で作っています。★油性ペンで日付を書くだけです。

目印にも、なります

これには、もうひとつ効果があります。

★葉が茂ると、実がどこにあるか本当に分からなくなります。

だから私は★実のそばに短い棒を立てて、そこに日付を書いた札をつけています。★遠くから見ても「ここに1個ある」と分かります。

★何日待つのか

ここが本題です。

スイカは★受粉してから完熟するまでの「積算温度」が決まっています。

積算温度というのは、★1日の平均気温を毎日足していった合計のことです。

日数にすると

計算してみましょう。

7月の平均気温を25℃とします。

つまり★7月3日に受粉した小玉なら、8月上旬が収穫日です。

暑いと早まります

もちろん、あくまで目安です。

★猛暑が続けば早まりますし、涼しい日が続けば遅れます。

正確にやりたい方は、★最高気温と最低気温を記録できる温度計を畑に置いてください。

気象庁の観測値と自分の畑の差が分かります。★3℃高い畑なら、ずっと3℃足して計算します。

私はそこまでやっていません。★日付を書いて、30日か40日。それで十分当たります。

★目で見る、4つのサイン

収穫の4サイン

予定日が近づいたら、実を見ます

日付で当たりをつけたら、★最後は実を見て決めます。

見るところは4つです。

❶ 巻きひげと、小さい葉

実のついたつるが、親づるにつながっている場所を見てください。

★そこに巻きひげと、小さい葉が出ています。

★この2つが枯れてきたら、収穫が近いサインです。

❷ 実のつるの、毛

実がついているつるを、よく見てください。

★細かい毛がびっしり生えています。

★この毛がなくなって、つるが黄ばんできたら、これもサインです。

❸ お尻の、くぼみ

実を持ち上げて、★ヘタの反対側を見てください。

くぼみがあります。★このくぼみが深くなり、押すと少しやわらかくなります。

❹ 色つやと、光沢

最後は全体の見た目です。

★縞模様がはっきりして、表面に光沢が出ます。

言葉にしにくいのですが、★「ぼやけていた模様が、パーンと張る」感じです。

叩く音は、難しいです

「スイカは叩けば分かる」と言いますよね。

一応、こう言われています。

★正直に書きますが、私はまだ聞き分けられません😅 上の4つのほうが確実です。

かぼちゃ・メロンも同じです

この見方は、★かぼちゃやメロンにもそのまま使えます。

★メロンは匂いも出るので、そこは楽です。スイカは匂いません。

★受粉のときだけ、虫を追い払わない

受粉しているのは、虫です

これは意外に思われるかもしれません。

★スイカの受粉は、アリやハチがやっています。

つまり★7月前半から中盤にかけては、虫に働いてもらう時期です。

この時期だけ、手を止める

だから私は、この時期は★虫よけの資材も、手で取るのもやめています。

★アリが雄花と雌花を行き来しているのを、そのまま見ています。

もちろんウリハムシのように葉を食べる虫は別です。★でも「とりあえず全部追い払う」はやめてください。

受粉できたか、すぐには分かりません

もうひとつ、知っておいてほしいことがあります。

★受粉が成功したかどうかは、鶏卵くらいの大きさになるまで分かりません。

★1個ついたからと安心せず、いくつか確保しておいてください。

玉直しと、仕上げ

玉直しと台座

★3回、向きを変えます

地面に置いたままだと、★接している面が黄色いままになります。

だから途中で★実の向きを変えます。これを玉直しといいます。

★生育中に3回くらいで十分です。

見た目だけの話ではありません

「売るわけじゃないから」と思いますよね。私も最初はそう思いました。

でも★満遍なく光が当たった実のほうが、よく大きくなり、形も丸くなります。

★味にも出ます。手間の割に、効果がはっきりしている作業です。

台座を、敷いてください

もうひとつ。★実の下に台座を敷いてください。

発泡スチロールの切れ端で十分です。★地面から離すと、湿気による傷みを防げます。

最後の10日が、味を決めます

仕上げの話です。

★収穫前の10日間、乾いた晴天が続くとスイカは甘くなります。

逆に★雨が続くと、水っぽくなります。ひどいときは割れます。

だから予定日の10日前に雨の予報が並んでいたら、★実の上だけビニールで屋根を作ってください。

★カラス除けにもなります。私はこれで2個守りました。

学ぶ:温度を、足し算しています🔬

なぜ日数ではなく、温度なのか

ここが面白いところです。

さきほど「積算温度」という話をしました。★日数ではなく、温度の合計です。

なぜでしょう。

植物は、暖かいほど速く進みます

植物の中で起きているのは、★化学反応です。

そして★化学反応は、温度が高いほど速く進みます。

人間の体温が一定なのと違って、★植物の体温は気温そのものです。

だから「暑い日は2日分」

つまり、こういうことです。

★30℃の1日は、20℃の1日より、中身が進んでいます。

だから★カレンダーの日数ではなく、温度を足していくほうが正確なんですね。

★「暑い夏はスイカが早い」というのは、感覚ではなく計算どおりの話です。

他の作物でも使われています

この考え方は、スイカだけのものではありません。

★とうもろこしや稲、果物の収穫予測でも、積算温度が使われています。

農業は勘だけの世界ではありません。★足し算で予測できる部分が、けっこうあります☺️

まとめ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★受粉を見つけた日に、札を1枚つけてください。それだけで、切ってがっかりする回数が減ります🍉

次回は、さつまいもの話です。★苗の置き方で、いもの数と大きさが変わる話をします🍠

🛒 この記事で使うもの

スイカのタネ

小玉スイカなら家庭菜園でも十分いけます。場所が狭いなら立体栽培という手もあります。

敷きわら

実の下に敷いて、土に触れないようにします。日焼け防止にもなります。

シルバーマルチ

アブラムシが光を嫌うので寄りにくくなります。地温の上がりすぎも抑えられます。