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春菊は、芽が半分しか出ません🌿 だから厚くまいて正解です

春菊は、芽が半分しか出ません🌿 だから厚くまいて正解です

🌿「まいたのに、すかすかにしか出なかった」

🌿「秋に一度穫って、それで終わってしまった」

🌿「鍋のたびに買っているけど、けっこう高い」

どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。

前回はしょうがでした。今日は春菊です。

春菊は★冬にいちばん働いてくれる葉物だと思っています。うまくいけば★春まで穫り続けられます。

ただし、最初にひとつ知っておいてほしいことがあります。

先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきますね。

★春菊の発芽率は、もともと50%ほどです。

★半分しか出ないのが普通です。腕のせいではありません🌿

まず、春菊の基本データ

3つだけ押さえてください

※時期は中間地(関東〜関西の平野部)が目安。寒い地域は少し遅らせ、暖かい地域は早めに。

秋まきのほうが、簡単です

春菊は★涼しい気候が好きです。

★春まきもできますが、秋まきのほうが作りやすいです。

★温度に、はっきりした線があります

ここは覚えておいてください。

つまり★暑いうちにまいても、無駄になります。

まくのは、9月10日ごろまで

秋まきには、前後の締め切りがあります。

★一般地なら、9月10日ごろまでを目安にしてください。

★石灰は、省かないでください

春菊には、はっきりした弱点があります。

★酸性の土に弱い。

だから★石灰を必ず入れてください。目安はこうです。

★思い立ったのが直前なら、貝殻石灰を選んでください。多めに入れても失敗しにくい資材です。

★発芽率50%、という前提

春菊の発芽率は50%。だから厚くまく

他の野菜と、比べてみます

野菜の種は、袋に発芽率が書いてあります。

★たいていの野菜は75〜80%以上です。

★春菊は50%ほどです。

つまり、こういうことです

10粒まいたら、★5本しか出ません。

これは★不良品ではありません。もともとそういう種です。

私は最初、★「まき方が悪いのかな」と何度もやり直しました😅 そういう話ではなかったんですね。

だから、厚くまきます

対策は単純です。

★他の野菜より厚くまく。

★1cm間隔でも構いません。ぎっしりです。

★春菊の種は安くて量も多いので、遠慮しなくて大丈夫です。出すぎたら間引けば済みます。

★浅くまいてください

もうひとつ、重要な性質があります。

★春菊は、光が当たらないと芽が出にくい種です。

しそと同じですね。だから★まき溝は浅めにしてください。

★深くまくと、ただでさえ低い発芽率がさらに落ちます。

まき方の手順

  1. ★条間20cmでまき溝を作る(浅めに)
  2. ★1cm間隔で、すじまき
  3. ★薄く土をかける
  4. ★上からしっかり鎮圧する

鎮圧を、忘れずに

ここも効きます。

★土が乾いていると、春菊の発芽率はさらに落ちます。

だから★覆土したら、手のひらでしっかり押さえてください。種と土を密着させます。

水やりは、夕方に

まいた時期はまだ暑いです。

★水やりは朝晩の涼しい時間に。おすすめは夕方です。

★日中は避けてください。

水場が遠い方は、★雨の予報の前後を狙ってまくと楽です。

★株ごと抜かないでください

株ごと抜かず、摘み取って春まで穫り続ける

抜くと、そこで終わりです

いちばんもったいない収穫の仕方が、これです。

★株ごと引き抜く。

スーパーの春菊が根つきで売られているので、★そういうものだと思ってしまいますよね。

摘み取ると、続きます

正しくはこうです。

  1. ★まず先端を摘む
  2. ★刺激を受けて、脇芽が伸びてくる
  3. ★伸びた脇芽を摘む
  4. ★また新しい脇芽が出る

★これを繰り返すと、春まで穫り続けられます。

1株から、何度も

数えたことがあります。

★私の畑では、1株から冬のあいだに5〜6回摘みました。

★鍋のたびに畑に行って、必要な分だけ摘む。買う必要がなくなります。

品種で、向き不向きがあります

摘み取りたいなら、品種を選んでください。

迷ったら

★白菜やキャベツの、間に植える

春菊は、虫がつきません

前に連作障害の記事で、★「アブラナ科を並べない」と書きました。

★間にキク科やセリ科を挟むと虫が減る、という話です。

★春菊は、そのキク科です。

香りが、嫌われています

春菊には独特の香りがありますよね。

★あれを害虫が嫌います。

だから★春菊自体もほとんど虫がつきませんし、隣の野菜も守られます。

具体的な置き方

★キャベツ・白菜・大根のうねの、間に挟んでください。

★1列おきでも、株のあいだでも構いません。

私は★白菜の列と列のあいだに、春菊を1列入れています。青虫の被害がはっきり減りました。

ただし、広がります

注意点をひとつ。

★春菊は育つと、思っているより横に広がります。

★間に押し込みすぎると、あとで窮屈になります。少し余裕をみてください。

最後は、土に返せます

シーズンが終わったあとの話です。

★春菊の茎は、そんなに太くなりません。

ブロッコリーの茎はハサミが立ちませんが、★春菊なら簡単に切れます。

★乾かしてすき込めば、そのまま養分になります。窒素をよく吸っている残渣です。

学ぶ:小さい種は、深さを測っています🔬

小さい種は光で深さを測って発芽する

なぜ光が要るのか

前にタネまきの記事で★「光が要る種がある」と書きました。

今日は、その理由を書きます。

種は、自分の弁当だけで地上に出ます

種が持っている養分は、★それだけです。あとから足せません。

その養分で★地上まで届かなければ、そこで終わりです。

そして★春菊の種は、とても小さい。持ち出せる弁当が少ないんですね。

だから、光で判断しています

ここが面白いところです。

★光が届いている = 浅いところにいる = 出られる

★光が届かない = 深いところにいる = 出られない

だから★光を感じるまで、芽を出さずに待っています。

★好光性というのは、種が深さを測っている仕組みなんですね。

発芽率が低いのも、作戦です

もうひとつ。★なぜ半分しか出ないのでしょう。

これも理由があります。

★全部いっせいに芽を出すと、天候が悪かったときに全滅します。

★出る種と、まだ出ない種を分けておけば、どちらかが生き残ります。

人間には不便、植物には有利

つまり★発芽率の低さは、欠陥ではなく保険です。

★人間の都合では「そろってほしい」のですが、種の側の都合は違います。

こう考えると、厚くまくのも納得できますよね。★半分眠っているぶんを見越して、数でおぎなっているわけです☺️

まとめ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは★今年は思いきって、いつもの倍の濃さでまいてみてください。それでちょうどよくなります🌿

次回は、みょうがの話です。★一度植えると何年も穫れる、日陰の野菜のお話をします🌿

🛒 春菊づくりに使うもの

春菊のタネ

発芽率が5割ほどなので、ケチらず厚くまくのが正解です。少量パックを買うより、ある程度の量があるほうが結果的に安く済みます。

不織布

春菊は光が当たらないと芽が出ないので、土を薄くしかかけられません。そのぶん乾きやすいので、上から不織布をかけて水分を守ります。

防虫ネット

春菊は香りが強く虫がつきにくい野菜ですが、白菜やキャベツの間に植えるときは、そちらを守るためにネットが要ります。