黒いフンがあれば、芯の中にいます🐛 巻きはじめてからが本番です
🐛「ここまで大きくなれば、もう安心だろう」
🐛「葉に黒い粒が落ちている」
🐛「探しても、虫が見つからない」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
前に、春の虫の話をしました。★「苗が小さいうちだけの話です」とお伝えしました。
★秋は、逆です。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきます。
★キャベツや白菜は、巻きはじめてからが本番です。
そして★葉と葉のあいだに黒いフンがあれば、犯人は芯の中にいます☺️
★★大きくなれば安心、ではありません
春の話を、思い出してください
春の虫の記事で、こうお伝えしました。
★葉が4枚の苗が2枚食われたら、光合成の能力が半分になる。でも株が大きくなれば、多少食べられても平気。
★あれは本当です。夏野菜については、そのとおりです。
★秋は、そうなりません
でも、秋冬野菜は違います。
★キャベツや白菜は、結球しはじめてからがいちばん多く発生します。
「ここまで育ったから、もう大丈夫だろう」
★そう思って見なくなったころに、いちばん被害が出ます。
なぜ、そうなるのか
理由を考えると、納得できます。
★結球するということは、芯の部分に柔らかい葉が集まってくるということです。
外葉は硬くて、風にも当たっています。★でも芯の中は、柔らかくて、暖かくて、雨も風も当たりません。
★虫にとっては、これ以上ない場所です。
★野菜で、相手が違います
同じアブラナ科でも、つく虫が違います。
★キャベツ・白菜 … ヨトウムシが多い
★ブロッコリー … ★ヨトウムシはつきにくい。代わりに★アブラムシがいっぱいつく
★ブロッコリーは結球しないので、隠れる場所がないんですね。★形が違えば、来る虫も違います。
★★フンを見つけてください
虫より、フンのほうが見つけやすい
ヨトウムシを探すのは、正直むずかしいです。★色が葉と似ていて、隠れています。
でも、簡単な方法があります。
★葉と葉のあいだに、黒い粒が落ちていないか見てください。
★★フンがあれば、芯の中にいます
これはほぼ確実です。
★葉と葉のあいだにフンがあれば、成長点の芯の中にいると思って間違いありません。
食べれば、出ます。★フンは「そこにいる」という証拠です。
★虫を探すのではなく、フンを探す。そのほうがずっと早いです。
探し方
フンを見つけたら、そこから追います。
★1. 葉を1枚1枚、めくっていく
★傷をつけないように、やわらかくめくってください。力を入れると、外葉が折れます。
★2. 芯の柔らかい葉まで、奥深くまで見る
途中でやめないでください。★奥にいます。
★3. 芯の真ん中を見る
★たいてい、ここにいます。★柔らかい葉をかじっているので、すぐ分かります。
見た目
見つけるときの目安です。
- ★色は、茶色から緑に近い色
- ★大きいものは3cmくらい
★けっこう大きいです。見つければ、はっきり分かります。
★★昼と夜で、いる場所が違います
名前のとおりです
ヨトウムシは、漢字で「夜盗虫」と書きます。
★夜に盗む虫、という名前です。
★昼間は、土の中にいます
★昼間は、株元の土の中に隠れています。
だから昼に探しても、葉の上にはいないことがあります。
★夜になると、上がってきて食べます。
★被害は夜のうちに出て、朝になると犯人はいない。だから「盗む」なんですね。
★★フンはあるのに、見つからないとき
これがよくあります。
★フンは落ちている。でも葉をめくっても、虫がいない。
そのときは、こうしてください。
★株元の土を、1cmくらい掘ってみてください。
★深くは入っていません。★昼間は必ず土の中にいます。
前に春の虫の記事で、ネキリムシは「株元の浅いところに丸まっている」とお伝えしました。★同じです。
★土の上で見つからないなら、土の下です。
★★卵は、整列しています
一目で分かります
もうひとつ、見るべきものがあります。★卵です。
★卵は、葉の表にはほとんどありません。裏側にあります。
そして特徴があります。
★★整列して、きれいに並べたように産まれています。
★これは一目瞭然です。見れば「あ、これだ」と分かります。
見つけたら
対処は簡単です。
★外葉なら … ★葉ごと取って捨てます
1枚くらい取っても影響ありません。★卵を残すほうが損です。
★柔らかい葉なら … ★ピンセットか手で取ります
葉を残したい場合は、卵だけをこそげ取ります。
★孵る前に取るのが、いちばん安い
★卵1つを取るのと、孵った幼虫を何十匹も探すのと、どちらが楽でしょうか。
前にアブラムシのところで、「★数匹のうちに叩く」とお伝えしました。★卵はその手前です。
★葉の裏を見る習慣が、いちばん効きます。
フンの処理
見つけたら、取り除く
虫を取ったあと、フンが残ります。
★これも取ってください。
理由は正直に言うと、★そのまま食べる気になれないからです。収穫のときに、葉のあいだにフンが点在していると気持ちが落ちます。
やり方
- ★ピンセットでつまんで捨てる
- ★じょうろの水で洗い流す
どちらでも構いません。★見つけたときに、ついでにやっておく。それだけです。
★★米ぬかトラップ
裏技があります
最後に、面白い方法をお伝えします。
★紙コップに米ぬかを満杯に入れて、株元に埋める。
やり方
- ★紙コップや、少し大きめの容器を用意する
- ★米ぬかを、満杯に入れる
- ★白菜の株元に穴を掘って、コップを埋め込む
★容器の口が、地面と同じ高さになるようにします。
★★ヨトウムシは、米ぬかが大好物です
なぜこれが効くのか。
★ヨトウムシは、米ぬかが大好物なんだそうです。
★匂いと味に引き寄せられて、そちらへ行きます。
つまり、★野菜にたどり着く前に、そこで捕まえられます。
★米ぬかは、みんなのごちそうです
面白いと思ったのは、ここです。
前に寒起こしの記事で、こうお伝えしました。
★米ぬかは、土の中の微生物のごちそう。
★虫にとっても、ごちそうでした。
★同じものが、味方にも敵にも効く。それなら、こちらの都合のいい場所に置いてやればいい。★それがトラップという発想です。
前に紹介した道具と、同じ考え方
前にウリハムシのところで、★黄色い粘着シートの話をしました。
★あれも「虫の好きなものを、こちらの決めた場所に置く」という方法です。
★追い払うのではなく、呼び寄せて、そこで終わらせる。★無農薬で使える、数少ない攻めの手だと思います。
見る回数が、すべてです
この記事の要点
- ★★春の虫は苗が小さいうちだけ。★秋は逆で、結球しはじめてからが本番
- ★芯の中は、柔らかく、暖かく、雨も風も当たらない。★虫にとって最高の場所
- ★キャベツ・白菜はヨトウムシ。★ブロッコリーはヨトウムシがつきにくく、アブラムシが多い
- ★形が違えば、来る虫も違う
- ★★葉と葉のあいだに黒いフンがあれば、芯の中にいる
- ★虫を探すのではなく、フンを探すほうが早い
- 探し方=★①葉を1枚1枚やわらかくめくる ②芯の奥まで見る ③芯の真ん中
- ★色は茶色から緑に近い色。★大きいものは3cmくらい
- ★★昼間は株元の土の中、夜に上がってきて食べる
- ★フンはあるのに見つからないときは、★株元の土を1cm掘る
- ★★卵は葉の裏に、整列して並べたように産まれる。★一目瞭然
- ★外葉なら葉ごと捨てる。★柔らかい葉ならピンセットで
- ★卵1つを取るほうが、孵った幼虫を何十匹も探すよりずっと安い
- ★フンはピンセットか、じょうろの水で流す
- ★★米ぬかトラップ=紙コップに米ぬかを満杯にして株元に埋める
- ★ヨトウムシは米ぬかが大好物。★野菜に行く前に捕まえられる
- ★米ぬかは微生物のごちそうであり、虫のごちそうでもあった
- ★追い払うのではなく、呼び寄せて終わらせる
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは白菜の株を1つ選んで、★葉と葉のあいだに黒い粒がないか見てください。あれば、芯の中にいます🐛
次回は、キャベツの話。白菜と同じアブラナ科なのに、育て方が違うところをお話しします🥬
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
防虫ネット(1mm目)
秋は結球しはじめてからが本番です。植えた直後からかけておいてください。
アーチ支柱
ネットを浮かせる骨です。葉に触れていると、その上から卵を産まれます。
マルチ押さえピン
裾が浮いていると、そこから入られます。数は多めに用意してください。
米ぬか
株元に少しまいて、翌朝そこに集まったヨトウムシを捕まえる方法があります。


