出かける前に、穫れるものは全部穫ってください🏖️ 残すと株が止まります
🗨️「帰省するけど、畑はどうしよう」
🗨️「1週間空けたら、全部だめになっていた」
🗨️「水やりだけ誰かに頼めばいいのかな」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
もうすぐお盆です。帰省や旅行で、数日から1週間、家を空ける方も多いと思います。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきます。
★出かける前に、穫れるものは全部穫ってください。
★いちばん大事なのは、水やりではありません。穫り残しです☺️
★★お盆は、畑の境目です
前半と後半で、性格が変わります
まず、この時期の位置づけからお話しします。
★お盆は、家庭菜園の境目です。
★お盆まで … 夏野菜を守り切る時期
猛暑から株を守って、収穫を続ける。ここまでは前回までにお話ししてきたとおりです。
★お盆が終わってから … 秋の野菜への切り替え
ここから、畑の主役が入れ替わります。
★8月後半から、秋冬野菜が始まります
具体的な日程です。
★大根、白菜、キャベツ。これらの開始時期は、8月後半から9月中旬です。
「まだ暑いのに?」と思いますよね。★でも、これには理由があります。
★暖かいうちに、葉を大きくする
冬野菜は、★植えるタイミングがとても大事です。
理由は、★暖かい時期のうちに葉を大きくしておく必要があるからです。
寒くなってからでは、株が大きくなりません。★葉が小さいまま冬に入ると、白菜は巻かないし、大根も太りません。
★暑い8月に植えるのは、寒い12月のためです。
7月にまいた苗が、ここで出番です
前回、7月に秋冬野菜の育苗を始める話をしました。
★涼しい日陰でタネをまいて、苗を育てる。
★その苗を植えるのが、まさにお盆明けです。7月の作業と8月の作業が、ここでつながります。
★留守にする前の、6つ
1. ★★穫れるものは、全部穫る
これがいちばん大事です。
★少し早くても、全部穫ってください。
理由は2つあります。
★理由①:残すと、株が止まります
前にお話ししたとおりです。★実を残すと、株は「もう子孫を残せた」と判断して、次の花を咲かせません。
★1週間実を残したら、その1週間ぶん、次の収穫が遅れます。
★理由②:大きくなりすぎて、食べられません
きゅうり、オクラ、ズッキーニ。★これらは数日で食べられない大きさになります。
オクラは★2〜3日でかたくなります。1週間空ければ、まず食べられません。
★どうせ食べられないなら、小さいうちに穫るほうが得です。
2. ★わらを厚く敷く
前に猛暑対策でお話しした作業です。★留守にする前は、いつもより厚めに敷いてください。
- ★地温を下げる
- ★水の蒸発を減らす
- ★泥はねを防ぐ
★1回やれば、留守のあいだずっと効きます。手をかけられない期間にこそ、向いている作業です。
3. ★通路に、たっぷり水
出かける当日の朝に、たっぷりやっておきます。
★株元ではなく、通路です。
前にお話ししたとおり、★根の先端は通路にあります。そして★1か所10分ほど、水がたまるくらい。
★留守中に頼れるのは、この日にやった水だけです。いつもより多めに。
4. ★自動給水を仕掛ける
★プランターには、必須です。次の章でくわしくお話しします。
5. ★終わった株を抜いておく
前に6月号でお伝えしました。★収穫が終わった株は、うどんこ病の巣になります。
★留守のあいだは、誰も見ていません。1週間あれば、隣の株まで広がります。
★出かける前に抜いておく。これは効きます。
6. ★支柱と誘引を、点検する
最後に、風の対策です。
★夏は夕立も台風も来ます。そして留守中は直せません。
- ★ゆるくなった結び目を締め直す
- ★きつくなった結び目をゆるめる
- ★倒れそうな株に支柱を足す
前にお話ししたとおり、★株側はゆるく、支柱側はきつく。この点検だけしておいてください。
★★プランターが、いちばん危ない
畑とは、条件が違います
ここははっきりお伝えします。
★畑は数日なら平気でも、プランターは1日で乾きます。
前に水やりの話をしたとき、こうお伝えしました。
- ★プランターは土の量が限られている
- ★根が外へ逃げられない
- ★底から水が抜けていく
★畑のように「下のほうに水が残っている」ということがありません。
★だから、給水はプランターから
対策の優先順位も、そこで決まります。
★自動給水を仕掛けるなら、まずプランターに。
畑の株は、わらを敷いて水をやっておけば、数日は耐えます。★プランターは耐えません。
★★ペットボトルで作る、自動給水装置
1週間もちます
私が知った中でいちばん実用的だったのが、これです。
★ペットボトルを使った自動給水装置。★1週間、自動給水できたという実例があります。
作り方、4手順
★1. ペットボトルの底を切り取る
底をぐるっと切って、外します。
なぜかというと、★水を注ぎやすくするためです。口から入れるのは大変ですが、底が開いていれば上から一気に入ります。
★切り取った底は、フタとして戻します。ゴミやボウフラが入るのを防げます。
★2. 給水キャップを差し込む
口の部分に、★ポタポタと水が落ちるタイプの給水キャップを付けます。園芸店にあります。
★水漏れしないように、しっかり差し込んでください。ここが緩いと、一気に出て終わります。
★3. 先を地面に突き刺す
キャップの先が細くなっているので、★そのまま土に挿します。
★4. 支柱を立てて、くくりつける
★これが大事です。
土に挿しただけでは、風で倒れます。★横に支柱を1本立てて、ペットボトルをくくりつけてください。
★支柱で固定すると、完全に安定します。
★★しばるのは、ビニールバンドで
小さいことですが、効きます。
★ナイロンひもより、ビニールバンドをおすすめします。
理由は★耐久性です。★何年ももちます。
ナイロンひもは日に当たると劣化して、1シーズンで切れます。★結局、ビニールバンドのほうが安く済みます。
そして★他の場面でも使えます。トンネル、雨よけ、防虫ネットの固定。★1つ買っておくと、あちこちで出番があります。
液肥にも使えます
もうひとつ、応用があります。
★薄めた液肥を入れておけば、少しずつ与え続けられます。
留守のあいだ、水と一緒に栄養も届く。★何日も家を空けるときには、これが効きます。
帰ってきてから
1. ★まず、全部を見て回る
荷物を置いたら、まず畑を一周してください。
見るのはこの4つです。
- ★倒れている株はないか
- ★しおれている株はないか
- ★虫がついていないか
- ★病気が出ていないか
★1週間分の変化が一度に来ます。順番に片づけていきます。
2. ★しおれていたら、3つの見分け
前にお話しした手順です。
★①株元を掴んで揺らす → グラグラなら虫
★②しっかりしていたら、水をやる
★③復活すれば水不足。復活しなければ病気
★3手で原因が決まります。慌てて全部に水をやる前に、これをやってください。
3. ★大きくなりすぎた実は、穫って捨てる
つらい作業ですが、必要です。
★食べられない大きさになった実も、株から外してください。
もったいなく感じます。でも★残しておくと、株は止まったままです。
★食べられない実1個のために、次の10個を失う。ここは割り切ってください。
4. ★病気の葉を切る
うどんこ病が出ていたら、★その葉をハサミで切ります。
★留守のあいだに広がっていることが多いです。前にお伝えしたとおり、★白くなった葉は残しても働きません。
そして★ハサミは株ごとに除菌してください。
★2〜3日で、戻ります
帰ってきた直後の畑は、正直ひどい状態に見えます。私も毎回そう思います。
でも★穫って、切って、水をやれば、2〜3日で戻ります。
★1週間放っておいたことより、帰ってから何もしないことのほうが、ずっと影響が大きいです。
出かける前の、30分
この記事の要点
- ★★出かける前に、穫れるものは全部穫る。★いちばん大事なのは水やりではない
- ★実を残すと株が止まり、次の花が咲かない
- ★きゅうり・オクラ・ズッキーニは数日で食べられない大きさになる
- ★オクラは2〜3日でかたくなる
- ★★お盆は家庭菜園の境目。★お盆明けから秋の野菜への切り替え
- ★大根・白菜・キャベツは8月後半から9月中旬に開始
- ★暖かいうちに葉を大きくする必要がある。★暑い8月に植えるのは、寒い12月のため
- ★7月にまいた苗を植えるのが、お盆明け
- 出かける前の6つ=★収穫/★わらを厚く/★通路に水/★自動給水/★終わった株を抜く/★支柱の点検
- ★わらは1回やれば留守のあいだずっと効く
- ★留守中に頼れるのは、出かける日にやった水だけ
- ★★プランターがいちばん危ない。★畑は数日平気でも、プランターは1日で乾く
- ★自動給水は、まずプランターに
- ペットボトル給水器の作り方=★①底を切る(水を注ぎやすく・切った底はフタに)★②給水キャップをしっかり差し込む ★③先を地面に挿す ★④支柱を立ててくくりつける
- ★支柱で固定すると完全に安定する
- ★★しばるのはナイロンひもよりビニールバンド。★何年ももち、結局安い
- ★薄めた液肥を入れれば、水と一緒に栄養も届く
- 帰ったら★①全部見て回る ★②しおれは3つの見分け ★③大きくなりすぎた実は穫って捨てる ★④病気の葉を切る
- ★食べられない実1個のために、次の10個を失う
- ★2〜3日で戻る。★帰ってから何もしないことのほうが影響が大きい
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずは出かける前の30分で、★穫れるものを全部穫ってください。それだけで、帰ってきたときの畑がまるで違います🏖️
次回は、秋冬野菜の土づくりの話。真夏の太陽を使って、土を消毒する方法をお話しします☀️
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
収穫メッシュバッグ
出かける前に、穫れるものは全部穫ります。残すと株が止まります。
給水式プランター
いちばん危ないのはプランターです。底に水をためられるものなら数日もちます。
日よけ・遮光ネット
留守のあいだだけかけておくと、乾きがかなり違います。
敷きわら
株元を覆っておくだけで、土の水もちが変わります。


