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カリフラワーの育て方|品種と色、植えつけ、追肥、白く仕上げる葉かけ、収穫

カリフラワーの育て方|品種と色、植えつけ、追肥、白く仕上げる葉かけ、収穫

この記事で分かること

カリフラワーは、ゆでても、炒めても、シチューに入れてもおいしい、白い花蕾が目を引く冬の野菜です。最近は、オレンジや紫、とがった形のロマネスコなど、色も形もいろいろな品種が出ていて、家庭菜園で育てる楽しみが広がっています。

ただ、「花蕾が小さいまま大きくならなかった」「白いはずが、黄ばんだり紫になったりした」「気づいたら穫りどきを過ぎていた」という声もよく聞きます。この記事では、カリフラワーの育て方を、品種選びから収穫まで、順番に書いていきます。ブロッコリーと同じところ、違うところも、あわせて整理しておきます。

早見:カリフラワーの基本

時期の目安(一般的な地域)

数字の目安

品種と1年の流れ

カリフラワーという野菜

ブロッコリーの仲間

カリフラワーは、ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の野菜です。どれも、もとをたどるとキャベツの祖先から分かれてきた仲間だ、と説明されていました。カリフラワーは、ブロッコリーから変化して生まれた野菜だといわれています。

だから、育て方の基本はブロッコリーとほとんど同じです。ブロッコリーを育てたことがある方なら、同じ感覚で育てられます。

食べているのは、つぼみの集まり

カリフラワーの白い部分は、たくさんのつぼみがぎゅっと集まった「花蕾(からい)」です。ブロッコリーの緑の部分と同じく、咲く前の花のつぼみを食べています。

ブロッコリーとの違い

育て方はほぼ同じですが、いくつか違うところがあります。

品種の選び方

くせのない味が魅力

カリフラワーは、ブロッコリーにくらべると家庭菜園で育てる人が少ない野菜かもしれません。けれども、くせのないやさしい味と、ブロッコリーとはまた違う甘さが魅力だ、とすすめている方もいました。てっぺんに1つだけ大きな花蕾をつける、ぜいたくな野菜でもあります。

1株から穫れる花蕾は基本的に1つなので、たくさん穫りたいなら、株数を多めに植えます。

色はいろいろ

カリフラワーは、白だけではありません。オレンジ、紫、緑など、いろいろな色の品種があります。味はほとんど変わらず、育てる難しさもほぼ同じだ、と説明されていました。

初めてなら、色つきの品種

色つきの品種のほうが、実は育てやすいという話がありました。白い品種は、日光に当たると色が変わってしまうので、葉をかぶせて守る「葉かけ」の手間がかかります。色つきの品種なら、その手間がほとんど要りません。

中でもおすすめされていたのはオレンジ色の品種です。紫色の品種もありますが、ゆでると色が抜けてしまうので、オレンジがいちばんよい、ということでした。オレンジの品種は、日光で色が変わっても目立ちにくく、葉かけをしなくても見た目よく仕上がります。

早生の品種を選ぶ

カリフラワーは、植えてから収穫までに日数がかかる品種が多い野菜です。初めての方には、植えつけから70日ほどで収穫できるような早生の品種がすすめられていました。早く穫れるぶん、虫がつく期間が短くなり、虫の被害を減らせるからです。

葉が立つ品種

白い品種の中には、葉が上に立ち上がって花蕾を包み、日光が当たりにくい品種もあります。こうした品種なら、葉かけの手間がほとんど要りません。ただし、秋の栽培に向く品種が多いので、タネの袋で育てられる時期を確かめます。

ロマネスコ

先がとがった小さな山がたくさん集まったような形の、ロマネスコという品種もあります。見た目がとてもきれいで、味はカリフラワーとほぼ同じです。

育て方はカリフラワーやブロッコリーと同じですが、同じうねで育てたときに、ロマネスコだけ花蕾が大きくなりにくかった、という話もありました。カリフラワーより、少し肥料を多めに必要とするのかもしれない、と話していました。

カリフローレ、ミニカリフラワー

カリフラワーは1株がとても大きく、一度に食べきれないこともあります。こうした品種なら、食べたい分だけ穫れて便利です。

ひとつの株から何個も出る品種

花蕾がいくつも出ることをうたった品種もあります。ただ、実際に育ててみると、大きな花蕾は1個で、あとは脇から小さなものが出てくる程度だった、という話でした。

植えつけの準備

植える時期

カリフラワーは、春と秋の2回、植えつけの時期があります。

家庭菜園では、秋に植える育て方が多く、虫の少ない冬に向かって育つので育てやすいとされています。

タネから育てるなら

タネから育てる場合は、植えつけの1か月ほど前にまいて苗を育てます。秋植えなら、7〜8月にまくことになります。ロマネスコは、1月にまいてトンネルで暖かく育て、2〜3月に植えて5〜6月に穫る、という春の育て方も紹介されていました。春の育て方では、収穫のころから虫が増えてくるので、4月ごろからは虫よけが必要になります。

早生か晩生かを確かめる

カリフラワーやブロッコリーには、早く穫れる早生、まん中の中生、遅く穫れる晩生があります。花蕾ができるまでの日数が大きく違うので、苗やタネを買うときは、どのタイプかを必ず確かめます。同じ時期にブロッコリーと植えたカリフラワーが、ブロッコリーの収穫がすっかり終わったころに、ようやく花蕾をつけはじめた、という例もありました。

秋植えの日程の例

紹介されていた秋植えの日程の例です。

品種によって収穫までの日数が大きく違うので、タネの袋や苗の札で、収穫の時期を確かめてから計画を立てます。

植え遅れに注意

秋の植えつけが遅れると、寒くなるまでに株が十分に育たず、花蕾が小さいままになってしまいます。いろいろな色のカリフラワーの苗を、ブロッコリーより2週間ほど遅く植えたところ、オレンジ以外はなかなか大きくならなかった、という例が紹介されていました。植えつけは遅れないようにします。

よい苗の選び方

苗を買うときは、まん中の新しい芽が出てくるところ(成長点)を見ます。ここが縮れていたり、枯れていたり、折れていたりする苗は避け、成長点がしっかりしているものを選びます。

うねの幅と土づくり

うねの幅は60〜70cmほど、ブロッコリーより少し広めにとります。植えつけの2週間ほど前までに、たい肥と肥料を入れて土をつくっておきます。

前にトマトなど肥料をよく使う野菜を育てていた場所では、肥料が残っています。そうした場所に、1㎡あたり牛ふん3〜4Lほど、鶏ふん、油かすを入れて土をつくっていた例がありました。カリフラワーは大きな花蕾を育てるために養分をたくさん使うので、肥料の少ない土では育ちにくくなります。

植えつけ

株間は45cm

株と株のあいだは、45cmほどあけます。ブロッコリーの40cmより少し広めです。カリフラワーの花蕾はとても大きくなり、たくさんの養分を使うので、近すぎると花蕾が大きくなりにくい、と説明されていました。うねに2列で植えることもできます。

植えつけの手順

最後に押さえる作業を忘れないようにします。押さえるかどうかで、根づき方が大きく変わる、と説明されていました。

植えたら、すぐ支える

植えたばかりの苗はまだ幼く、ちょっとした雨や風で倒れてしまうことがあります。90cmほどの支柱を立てて支えておきます。

慣れないうちは、ひもで結ぶ作業のあいだに葉や茎を折ってしまうことがあります。そこで紹介されていたのが、苗を支柱に留める専用のクリップです。最初の2〜3週間はクリップで十分支えられ、茎がしっかりしてきたら、ひもで結び直します。

水は株元に、葉にかけない

植えたあとの水は、葉に直接かからないように、株元に静かにやります。カリフラワーやブロッコリーの葉の表面には、ろうのような白っぽい膜がついていて、水を勢いよくかけるとこれが取れ、病気の原因になることがある、と説明されていました。

植えたら、すぐ防虫ネット

植えたら、すぐに防虫ネットのトンネルをかけ、すそを土で埋めてすき間をふさぎます。カリフラワーには、青虫やヨトウムシ、コナガの幼虫などがつきます。

植えつけと虫よけ

虫と鳥の対策

防虫ネットで育てきる

カリフラワーは、ブロッコリーほど背が高くならないので、防虫ネットの中で最後まで育てられる、と説明されていました。ただ、それなりに大きくなるので、トンネルの支柱はできるだけ長いものを使い、高さを出しておきます。

ネットが窮屈になったら

株が大きくなって、トンネルの防虫ネットに頭がつかえてきたら、ネットのかけ方を変えます。紹介されていた方法は次のとおりです。

これだけで、虫よけと寒さよけの両方になります。冬に入ると虫は減るので、すそに少しすき間があっても問題ない、とのことでした。

見回りのポイント

虫の見回りで見る場所は、株のまん中、葉の表、葉の裏、つまり株全体です。

生まれたばかりの幼虫は1〜2mmととても小さく、見落としやすいのですが、小さくても葉や成長点を食べます。なんとなく様子のおかしい葉は、虫が見つかるまでよく探します。

ネットをしていても、油断しない

防虫ネットは被害を大きく減らしてくれますが、完全に防げるわけではありません。アブラムシは、ネットの網目を通り抜けられるほど小さいこともあります。ネットをかけていても、最低でも週に1回はネットを開けて、中の様子を確かめるようにすすめられていました。

植えつけから10月いっぱいは、虫が特に多い時期です。この時期はしっかりネットで守り、11月になって虫が減ってきたら、ネットの扱いを考えます。

虫は葉のすき間にひそむ

葉が食べられているのに虫が見つからないときは、葉と葉のすき間や、マルチの下をよく探します。ヨトウムシなどは、昼間はこうした場所に隠れていることがあります。見つけしだい取りのぞきます。株の周りの雑草も、虫のすみかになるので抜いておきます。

冬は鳥に注意

冬になって、山の木の実などのえさがなくなってくると、ヒヨドリなどの鳥が畑に下りてきて、カリフラワーやブロッコリー、キャベツ、白菜の葉を食い荒らします。例年は2〜3月ごろに多いのが、寒波で山のえさが早くなくなった年は、1月から被害が出た例もありました。

古い外側の葉が食べられるだけならまだよいのですが、新しい葉まで食べられると、花蕾が大きくなりにくくなります。鳥は警戒心が強いので、株の上に網をかけておくだけでも効果があります。虫よけの防虫ネットでもかまいません。冬のあいだもネットをかけておくと安心です。

虫を食べてくれる生き物

畑でカマキリを見つけたら、つかまえずにそのままにしておきます。カマキリは、野菜につく虫を食べてくれる、心強い味方です。秋には大きく育ったカマキリが卵を産み、翌年また虫を食べてくれます。

手で見つけて取る

無農薬で育てるなら、こまめに見回って、虫を見つけたら手で取るのが基本です。青虫やいもむしの仲間は、株のまん中の成長点や、根元の茎を食べてしまうことがあり、こうなると株が大きく傷みます。涼しくなるころからは、アブラムシにも気をつけます。

追肥と手入れ

追肥は植えつけ1か月後から

追肥は、植えつけから1か月ほどたってから始めます。株が元気なら追肥しなくてもかまいませんが、少し弱い、育ちが遅いと感じたら、よく発酵した鶏ふんを30ccほど、2〜3か所に分けて株の周りに置いていく方法が紹介されていました。

まずは葉を大きく育てる

カリフラワーやブロッコリーは、葉が大きく育ってから、花蕾ができて一気に大きくなります。葉がまだ大きいだけで花蕾が見えなくても、心配はいりません。大きな葉でたくさんの光を受けて、養分をためこんでいる時期です。11月後半から12月にかけて、花蕾が一気に大きくなってきます。葉を大切に育てましょう。

支柱で倒れを防ぐ

株が大きくなると背丈も高くなり、強い風を受けると折れてしまうことがあります。株元に90cmほどの支柱を差し、ひもで株を結んで支えます。

下葉をかく

下のほうの黄色く枯れた葉や、マルチにべったりくっついた葉は、取りのぞきます。株の向こう側が見通せるくらい、すき間ができるのが目安です。風通しがよくなり、病気や虫を防げます。株の周りに雑草があれば、いっしょに抜いておきます。

水やりは、土を見てから

冬に入ると、水やりはそれほど必要なくなります。じょうろを持つ前に、土が本当に乾いているかを確かめてからにします。

冬の前の土寄せと敷きわら

11月下旬ごろには、株元に土を寄せておきます。マルチを張っていない場合は、株元にわらや乾かした草を敷いておくと、寒さよけになります。

育ちが遅れたら、保温する

冬になっても花蕾が小さいまま、という場合は、これ以上寒さに当てないように保温します。紹介されていたのは、株の上に不織布をかけ、さらに穴のあいたビニールをかぶせて、トンネルの支柱で風よけをする方法です。2重にかけたほうが効果が高い、と説明されていました。

葉かけと収穫

花蕾がなかなか出てこないとき

背丈は大きくなったのに、花蕾がなかなか出てこない、と心配になることがあります。カリフラワーやブロッコリーは、株がある程度の大きさになってから、一定の期間、低い温度に当たることで花蕾をつけます。必要な温度と期間は、早生・中生・晩生で大きく違い、晩生ほど長く寒さに当たらないと花蕾ができません。

花蕾は、植物が子孫を残そうとする働きなので、時期が来れば必ず出てくる、と説明されていました。育てている品種のタイプを確かめて、気長に待ちましょう。ただし、肥料、特に窒素を多くやりすぎると、花蕾がつきにくくなることがあります。追肥のやりすぎには気をつけます。

白く仕上げる「葉かけ」

日光に当たると、色が変わる

白いカリフラワーの花蕾は、日光に当たると色が変わってしまいます。せっかくなら、真っ白なカリフラワーを収穫したいものです。そこで行うのが「葉かけ」です。

葉かけのやり方

むずかしい作業ではありません。風が強い日のあとは、かぶせた葉が飛ばされていないか、翌日に見に行きます。

色つきの品種は要らない

オレンジなどの色つきの品種は、日光で色が変わっても目立ちにくいので、葉かけをしなくても大丈夫だと説明されていました。手間をかけたくない方には、色つきの品種がおすすめです。

寒さで紫色になるわけ

紫色は、寒さのしるし

冬が深まると、白い花蕾や葉が紫色に変わることがあります。これは、寒さに当たったことで、アントシアニンという紫色の色素が出てきたためです。病気ではなく、食べても問題はありませんし、味も変わらない、と説明されていました。

なぜ紫色になるのか

寒くなると、植物の活動はにぶくなります。葉で光合成をしても、作った養分を十分に使えなくなります。そこで、紫色の色素で光の一部をさえぎり、光合成をおさえているのだ、という説明がありました。人間でいえば、サングラスをかけているような状態です。

話していた方は、もともと「凍らないように身を守るため」だと思っていたが、調べてみると、こちらの説明が正しいようだと話していました。くわしいしくみには、いくつかの説があるようです。

見た目を守るなら、葉をかぶせる

紫色になっても食べられますが、白い品種の見た目は落ちてしまいます。霜や寒さから守る意味でも、葉かけをしておくとよい、ということでした。

収穫

花蕾は、葉に隠れて見えにくい

カリフラワーは、葉に囲まれていて、外から花蕾の大きさが見えにくい野菜です。そのため、つい穫り遅れてしまいがちです。ブロッコリーより収穫の時期がやや遅いことも、忘れやすい原因です。

葉と葉のあいだから、白い花蕾が少し見えてきたら、中ではもうかなり大きくなっています。見えないうちから、ときどき畑に行って様子を確かめておきます。

両手でさわって確かめる

花蕾が見えにくいときは、葉の外側から両手で、花蕾の根元のあたりをさわって確かめます。硬くしっかりした頭の部分が、野球のボールくらいか、ソフトボールくらいか、もっと大きいかが、手でさわるとよく分かる、と説明されていました。品種にもよりますが、ソフトボールくらいを超えていたら、早めに収穫します。

黒ずんできたら、遅れぎみ

収穫が遅れると、白い花蕾の中心のあたりが黒ずんできます。こうなってきたら、すぐに収穫します。

収穫のしかた

花蕾の下の茎に、包丁などで切れ目を入れて切り取ります。周りの葉を何枚か残して切ると、花蕾が傷みにくくなります。

冬の野菜も、穫りどきがある

冬は野菜の育ちがゆっくりで、寒さで畑に出るのもおっくうになるので、つい畑に行く回数が減りがちです。でも、冬でも野菜は少しずつ育ち、少しずつ古くなっていきます。カリフラワーのような花野菜は、1月にきちんと収穫することが大切だ、と説明されていました。

脇芽はどうするか

ふつうは、あまり出ない

カリフラワーは、ブロッコリーと違い、主の花蕾を穫ったあとに脇芽はあまり出ない野菜です。ただ、品種や条件によっては、下のほうから小さな脇芽が出てくることもあります。もとはキャベツの仲間なので、条件によっては脇芽が出るのかもしれない、と話していました。

脇芽は小さいうちに穫る

脇芽が出てきても、大きく育てるのは難しいようです。脇芽を大きくしようとして失敗した例もありました。ブロッコリーの脇芽くらいの小さいうちに収穫してしまうか、主の花蕾を穫ったら株を片づけて、次の野菜の準備を始めたほうがよい、ということでした。

秋植えの作業カレンダー

ここまでの作業を、秋に植える場合の月ごとにまとめておきます。

7〜8月

8〜9月

9〜10月

11月

12月〜1月

プランターで育てる

大きめのプランターで1株

カリフラワーは大きく育つので、プランターなら大きめのものに1株が目安です。うねに植えきれなかった苗を、プランターで育てている例もありました。ミニカリフラワーのような小さな品種なら、プランターでも育てやすくなります。

肥料と水を切らさない

プランターは土の量が少ないので、肥料も水も切れやすくなります。植えつけ1か月後からの追肥を忘れず、土の表面が乾いたら水をやります。防虫ネットもかけておきます。

説明が分かれるところ

白い品種か、色つきの品種か

「カリフラワーといえば白」という方も多い一方、初めてなら色つきの品種がよい、という説明がありました。白い品種は葉かけの手間がかかるぶん、真っ白に仕上がったときの喜びがあります。色つきの品種は手間が少なく、食卓が華やかになります。好みで選んでよいと思います。

防虫ネットを外すか、かけ続けるか

株が大きくなってネットに収まらなくなったとき、「11月後半になれば虫も減るので、ネットを外してのびのびと育て、光合成を盛んにさせる」という考え方がありました。この場合も、虫の見回りは続けます。一方で、「支柱を立ててネットをテントのようにかけ直し、虫よけと寒さよけを続ける」という方法も紹介されていました。冬に鳥の被害が出やすい地域なら、ネットをかけ続けるほうが安心です。

カリフラワーとロマネスコ、どちらが育てやすいか

ロマネスコは、同じうねで育てたときにカリフラワーより花蕾が大きくなりにくかった、という話がありました。一方で、カリフラワーは作るのが少し難しい野菜で、ブロッコリー、ロマネスコ、カリフラワーの3つの中では、ロマネスコがいちばん作りやすいかもしれない、という意見もありました。土や肥料、品種によって結果が変わるのかもしれません。

葉の大きさと花蕾の大きさ

葉が大きく育つほど、花蕾も大きくなる、という点はどの説明でも共通していました。葉の育ちが悪いと、花蕾が小さく貧弱になります。だから、株間を広くとり、葉をのびのび広げられるようにすることが大切です。

肥料の量

カリフラワーは大きな花蕾のために養分を多く使う、という説明がある一方、肥料が残っている場所なら足りる、という説明もありました。株の育ち方を見て、弱いと感じたら追肥で補う、という考え方は共通しています。

よくある失敗

花蕾が小さいまま

植えつけが遅れた、株間が狭かった、肥料が足りなかった、などが考えられます。植えつけの時期を守り、株間をしっかりとります。冬になってから育ちが遅いと気づいたら、保温で立て直しを図ります。

白いはずが、黄ばんだ

花蕾に日光が当たって色が変わったことが多いです。花蕾が見えてきたら、葉かけをします。

穫り遅れて黒ずんだ

花蕾が葉に隠れて見えにくいので、穫り遅れやすい野菜です。花蕾が見えてきたら、両手でさわって大きさを確かめ、早めに穫ります。

虫に成長点を食べられた

青虫などに株のまん中を食べられると、花蕾ができなくなることがあります。植えたらすぐに防虫ネットをかけ、こまめに見回ります。

よくある質問

紫色になったカリフラワーは食べられますか

食べられます。寒さに当たって、アントシアニンという色素が出ただけで、味も変わらないと説明されていました。

ブロッコリーと同じうねで育てられますか

同じ仲間なので、育て方はほぼ同じです。いっしょのうねで育てることもできます。ただ、カリフラワーのほうが株間を広めにとるとよいので、配置に気をつけます。来る虫もほぼ同じなので、まとめて防虫ネットで守れます。

花蕾が見えないのですが、大丈夫ですか

葉が大きく育っていれば、大丈夫です。葉で養分をためてから、花蕾が一気に大きくなります。11月後半から12月ごろまで、葉を大切に育てます。

ロマネスコは、カリフラワーと何が違いますか

ロマネスコはカリフラワーの仲間で、とがった小さな山がたくさん集まったような形が特徴です。味はほぼ同じで、育て方も同じです。ただ、花蕾が大きくなりにくいことがあり、肥料をやや多めに必要とするのかもしれない、と話している方もいました。

カリフローレは、いつ穫ればいいですか

カリフローレは、花蕾がぎゅっと固まらず、少しずつ広がって育ちます。花蕾が広がって、小房のあいだにすき間が開いてきたら収穫どきだ、と紹介されていました。茎ブロッコリーのように、1本ずつぽきぽきと折って収穫できます。

紫のカリフラワーをゆでたら、色が抜けました

紫色の品種は、ゆでると色が抜けてしまうことがある、と説明されていました。色を楽しみたいなら、ゆで時間を短くするか、オレンジ色の品種を選ぶとよいと思います。ロマネスコは、ゆでてサラダにするほか、生でも食べられるという話もありました。

植えた苗がぐらぐらします

植えたときに、根と土のあいだにすき間が残っていると、苗が安定しません。植え穴のすき間に土をしっかり入れ、上から手で押さえて、根と土をくっつけます。そのうえで、支柱やクリップで支えておくと、風で揺れて根が傷むのを防げます。

学ぶ:カリフラワーのしくみ

白いのは、光を浴びていないから

カリフラワーの花蕾が白いのは、葉に包まれて育つ品種が多く、日光をあまり浴びないからです。日光に当たると、表面の色が変わってきます。葉かけは、この「光を浴びない状態」を人の手で作ってあげる作業です。

葉が工場、花蕾が倉庫

カリフラワーの葉は、光を受けて養分を作る工場のようなものです。花蕾は、その養分をためて大きくなる倉庫です。工場である葉が小さいうちは、倉庫である花蕾も大きくなれません。だから、まず葉を大きく育てることが、大きな花蕾への近道なのです。

寒さが、花蕾をつくる合図になる

カリフラワーやブロッコリーは、暖かいうちは葉を増やし、株を大きくします。そして、株が十分に育ったところで寒さに一定期間当たると、「そろそろ子孫を残そう」と花をつける準備に切りかわり、花蕾ができはじめます。晩生の品種ほど、この切りかえに長い寒さが必要です。秋に植えたカリフラワーの花蕾が、冬に向かって一気に大きくなるのは、このしくみのためです。

葉の白っぽい膜は、葉を守るよろい

カリフラワーやブロッコリーの葉は、表面が白っぽく、水をはじきます。これは葉の表面についた、ろうのような膜のためです。この膜が葉を守っているので、水を勢いよくかけて膜が取れてしまうと、病気の原因になることがある、と説明されていました。水やりを株元にするのは、このよろいを傷めないためです。

株間が広いほど、花蕾が大きくなるわけ

株と株が近すぎると、葉どうしが重なり合い、1株あたりが受けられる光が減ります。根も、土の中で養分を取り合います。カリフラワーは花蕾が大きいぶん、たくさんの養分を必要とするので、ブロッコリーより少し広く株間をとるのです。

まとめ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

カリフラワーの育て方のポイントを、もう一度まとめておきます。

カリフラワーは、時間をかけて育てたぶん、大きな花蕾を穫ったときの喜びがひとしおの野菜です。葉を大きく育て、虫と鳥から守り、穫りどきを逃さない。この3つを押さえておけば、きっと立派な花蕾に出会えます。まずは、育てやすい早生の品種か、色つきの品種の苗を選んで植えてみてください🥦

カリフラワーを育てるときに使うもの

防虫ネット

植えたらすぐにトンネルをかけ、すそは土で埋めます。秋の青虫よけの要です。

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支柱

株が大きくなってネットが窮屈になったら、支柱を立ててテントのようにかぶせ直します。

不織布

冬の寒さや鳥よけに。花蕾が見えてきたころの守りにも使えます。