つぶを1つ潰してみてください🌱 黒くなっていたら、採りどきです
🌱「毎年タネを買っている」
🌱「いつ採ればいいのか分からない」
🌱「採ったタネから、変なものができた」
どうも、8150(えいこう)です🌱 家庭菜園歴8年、理科の教員免許を持っていて、有機・無農薬で野菜を育てています。
今日は、★タネを買わなくなる話です。
先に、この記事でいちばん言いたいことを言っておきます。
★穂のつぶを1つ潰してみてください。★中が黒くなっていたら、採りどきです。
判断は、これだけです☺️
★★固定種なら、つなげます
前にお話ししたことの、実践編です
タネ袋の記事で、こういう話をしました。
★固定種 … 昔からある品種。★自分でタネを採って、来年もまける
★F1 … かけ合わせて作った一代限りの品種。★育ちが揃い、病気に強いものが多い
★どちらが正しいということはなく、目的が違うだけ。そうお伝えしました。
★今日は、その「タネを採る」ほうの話です。
★しそは、全部が固定種です
いちばん始めやすいのが、しそです。
理由があります。
★しそは、昔から栽培されてきた固定種系のタネしか流通していません。
つまり★F1を買ってしまう心配がありません。
★「採ったタネから、次の世代が変なものになる」ということが起きない。★初めての自家採種に、いちばん向いています。
毎年、勝手に生えてきます
しそを育てたことがある方なら、心当たりがあると思います。
★去年植えた場所から、今年も勝手に生えてくる。
★あれは、こぼれたタネが自分で発芽しているんです。
★もともと、タネでつながる力の強い植物です。
★★交雑に、注意してください
ここがいちばんの落とし穴です
ただし、注意点があります。
★しそには、いくつか仲間がいます。
- ★青じそ
- ★赤じそ
- ★エゴマ(しその仲間です)
★★近くにあると、混ざります
これらを近くに植えていると、どうなるか。
★違う種類の花粉が飛んできて受粉し、混ざった子孫になります。
これを★交雑(こうざつ)と言います。
★見た目は青じそなのに、味がエゴマに近い。★そういうことが起きます。
実際にあった話
私が読んだ資料に、こういう話がありました。
★「どうも、しそというよりエゴマに近い味だな」と思っていたら、近くにエゴマを植えていたのを忘れていた。
★これはこれで面白いのですが、狙ってやったのでなければ、ただの失敗です。
★★対策は「離す」
やることは1つです。
★タネを採るなら、同じ仲間を離して植えてください。
前にコンパニオンプランツの記事で、こうお伝えしました。
★玉ねぎとマメ科は、隣のうねでもだめ。離す。
★あれは地下の話でしたが、★交雑は空を飛んできます。★もっと離す必要があります。
★青じそのタネを採ると決めたら、その年は赤じそもエゴマも植えない。それがいちばん確実です。
★★採りどきの見分け方
待ちすぎては、いけません
多くの方が、こう考えます。
★「花が咲いて、枯れるまで待とう」
★これだと、遅いです。
★★弾けてしまいます
理由があります。
★そのまま置いておくと、枯れたときにタネが弾けて飛んでしまいます。
植物としては正しい行動です。★遠くへタネを飛ばして、子孫を広げようとしている。
でも、こちらは困ります。★気づいたときには、地面に落ちています。
★★つぶを1つ、潰してみる
そこで、判断の方法です。
★花が終わったあと、穂につぶつぶができます。
★そのつぶを1つ、指で潰してみてください。
- ★中が白い → ★まだ早い
- ★★中が黒い → ★採りどきです
★これだけです。難しい判断は要りません。
★黒ければ、摘み取る
黒くなっていたら、★枝ごと摘み取ってください。
★枯れるまで待たずに、摘む。★これが弾ける前に採るコツです。
採り方、2つ
★方法1:吊るして、追熟させる
摘み取ったあとです。
★風通しのいい日陰に吊るして、追熟させます。
- ★タネの部分を乾燥させる
- ★摘んだあとも、タネは中で熟していきます
前にかぼちゃの記事で、追熟の話をしました。★タネも同じで、摘んでからも仕上がります。
★日なたに干さないでください。★日陰で、風を通す。前にじゃがいもや玉ねぎの保存でお伝えしたのと同じです。
★方法2:しごいて、分ける
もう1つの方法です。
穂が★カラカラになって、茶色くなったら。
- ★箸などで挟んで、しごくように取る
- ★★手で揉むと、殻とタネが分かれます
★★殻とタネを、分ける
分けた後、殻とタネが混ざっています。★2つの方法があります。
★方法A:ふるいにかける
目の細かいふるいで、殻を落とします。
★方法B:★吹いて飛ばす
★これが簡単です。
★殻は軽く、タネは重い。だから★ふっと息を吹きかけると、殻だけが飛んでいきます。
★下に残ったのが、タネです。
★昔からある、道具の要らない方法です。
★保存のしかた
タネ袋の記事と、同じです
採ったタネの保存です。前にお話ししたことと、まったく同じになります。
★1. チャック付きの袋に入れる
★2. ★乾燥剤を一緒に入れる
★3. ★冷蔵庫で保管する
★★なぜ、この3つなのか
理由も同じです。
★水分と温度が高くなると、タネは発芽してしまいます。
タネは眠っています。★起きる条件は、水と温度です。
だから★乾かして、冷やして、密閉する。★眠り続けてもらうための3つです。
前にタネ袋の記事で、こうお伝えしました。
★暗くて、乾いていて、寒い。タネにとっては「まだ冬が続いている」状態。
★自分で採ったタネも、まったく同じ扱いです。
★来年まで、もちます
この方法なら、★来年まで完璧な状態で保存できます。
前に「★余ったタネは1年はもつ」とお伝えしました。★自家採種のタネも同じです。
★毎年採って、毎年まく。それで循環します。
ひとつ、豆知識
刺身の「つま」
しそのタネを採るとき、使う部分があります。
★刺身に添えられている、あの穂です。
★「つま」と呼ばれますよね。
語源には、2つの説があります
面白い話を知りました。★「つま」の語源には、2つの説があるそうです。
★説1:旦那さんの横に置くから「妻」
★説2:料理の隅に置かれるから「隅(つま)」
★どちらが本当なのかは分かりません。でもどちらも、それらしく聞こえます。
★そこが、タネになる部分です
そして大事なのは、ここです。
★刺身のつまとして食べているあの部分が、そのままタネになる部分です。
★食べ物として見ていたものが、次の年のタネだった。
★野菜を育てていると、こういう発見がときどきあります。前に「枝豆と大豆は同じ植物」という話もしました。★同じものを、違う時期に、違う名前で呼んでいるだけです。
買わなくなる、ということ
★1袋から、ずっと続きます
自家採種のいいところは、★お金だけではありません。
★毎年、自分の畑で採れたタネをまく。
そのタネは、★その畑の環境で育った株から採れたものです。
年を重ねるほど、★その土地に合ったタネになっていく、と言われています。
★まずは、しそから
いきなり全部の野菜でやる必要はありません。
★しそは、固定種しか流通していないので失敗がない。★交雑にだけ気をつければいい。
★1種類から始めてみてください。
この記事の要点
まとめ
- ★★固定種なら、タネを採って来年もまける
- ★しそは、固定種系のタネしか流通していない。★初めての自家採種に向いている
- ★毎年勝手に生えてくるのは、こぼれたタネが発芽しているから
- ★★交雑に注意。★青じそ・赤じそ・エゴマは仲間
- ★近くにあると花粉が飛んで、混ざった子孫になる
- ★見た目は青じそなのに、味がエゴマに近い、ということが起きる
- ★★対策は「離す」。★タネを採る年は、仲間を植えない
- ★枯れるまで待つと、★タネが弾けて飛んでしまう
- ★★穂のつぶを1つ潰して、★中が黒ければ採りどき(白ければまだ早い)
- ★黒くなっていたら、枝ごと摘み取る
- ★風通しのいい日陰に吊るして追熟させる。★日なたに干さない
- ★カラカラになったら、箸などでしごいて取る
- ★手で揉むと、殻とタネが分かれる
- ★★殻は軽いので、吹くと飛ぶ。★下に残ったのがタネ
- 保存は★チャック袋+乾燥剤+冷蔵庫
- ★水分と温度が高くなるとタネは発芽してしまう
- ★乾かして、冷やして、密閉する。★眠り続けてもらうため
- ★この方法なら来年まで保存できる
- ★刺身の「つま」の語源は2説(妻/隅)。★その部分がタネになるもと
- ★食べ物として見ていたものが、次の年のタネだった
- ★年を重ねるほど、その土地に合ったタネになっていくと言われる
全部やろうとしなくて大丈夫です。まずはしその穂を1つ、指で潰してみてください。★黒ければ、今年の分はもう採れます🌱
次回は、ぼかし肥料の話。落ち葉と米ぬかで、肥料を自分で作ります🍂
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
乾燥剤
採ったタネは、しっかり乾かしてから密閉します。湿気が残ると翌年芽が出ません。
ジッパー保存袋
乾燥剤と一緒に入れて、冷暗所へ。品種名と採った日を書いておいてください。
金町小カブ(固定種)
固定種なので、タネを採って来年もまけます。はじめの1つにおすすめです。
しゃもじ小松菜(固定種)
同じアブラナ科が近くにあると交雑します。採種する年は1種類に絞ってください。


